- 発行日 :
- 自治体名 : 徳島県吉野川市
- 広報紙名 : 広報よしのがわ 2025年4月号 Vol.247
■市政の動き
▽鴨島東中学校の統合
先の12月議会定例会において、令和9年4月1日に鴨島東中学校は鴨島第一中学校と統合する方針を申し上げたところですが、その後、鴨島地区の全小中学校の保護者をはじめ、鴨島東部地区の未就学児の保護者や地域住民の皆様を対象に、計8回の説明会を開催し、延べ180名の方にご参加いただきました。
私自身も全ての説明会に出席し、保護者や地域住民の皆様からの率直なご意見やご質問に対し、丁寧にご説明してまいったところであり、参加いただいた皆様には、この度の統合方針について概ねご理解をいただいたところです。
今後は、これまでに寄せられたご意見やご要望を踏まえ、両校の生徒や保護者の皆様が「統合して良かった」と思える学校づくりにしっかりと取り組んでまいります。(本号5ページ参照)
■子育て・教育の満足度向上
▽保育所、認定こども園における保育料無償化事業
本市独自の施策として昨年9月から2歳児の保育料無償化を開始しており、1歳児は令和7年度から、0歳児は令和8年度から段階的に無償化対象を拡大する予定でしたが、子育て支援をより一層加速させるため、令和7年4月から0歳児と1歳児の保育料についても無償とし、計画より一年前倒して保育料完全無償化を実現します。(本号9ページ参照)
▽長期休暇中における放課後児童クラブ昼食提供事業
共働き世帯などの増加により、放課後児童クラブを利用する児童は増加傾向にありますが、夏休みなどの長期休業期間中に利用する場合には、保護者は早朝から弁当を用意する必要があり「就労と子育ての両立」に大きな負担となっています。
本市では、そのような状況を改善するため、専用アプリを活用した弁当配達方式によるサービスを開始します。
弁当価格は一食あたり税込400円とし、そのうち市が100円を補助して、保護者の購入価格は税込300円とします。この事業により「就労と子育ての両立」を支援し、保護者の負担軽減を図りたいと考えています。
▽私立認定こども園加配保育士配置事業
本市では、障がいなどの理由により支援や配慮を要する子どもの受け入れは、公立こども園および公私連携こども園に限られ、加配保育士の配置がない私立園への入園は難しい状況にあります。
この課題を解決するため、私立園の加配保育士の配置にかかる費用の一部を補助し、公立・私立や地域による差異なく、すべての子どもが適切な教育・保育を受けられる環境を整えるとともに、保護者の選択肢を広げ、「就労と子育ての両立」につなげてまいります。
▽不妊症・不育症治療費助成事業
令和7年度より、一般不妊治療・生殖補助医療・不育症治療を受ける方に対し、保険診療の適用となる治療の範囲内において治療費の一部助成を行います。
特に不妊治療については、43歳以上の方は保険適用外となりますが、40歳以上43歳未満の方と同様に保険診療の適用となる治療の範囲において助成を行います。
これにより、不妊・不育症に悩む方の経済的負担を軽減し、安心して妊娠・出産に臨める環境を整えてまいります。(本号19ページ参照)