- 発行日 :
- 自治体名 : 香川県丸亀市
- 広報紙名 : 広報まるがめ 令和7年10月号
◆日本遺産とは
日本各地に存在する有形・無形の文化財や歴史的背景など地域の特色を通じ、日本文化・伝統を物語る「ストーリー」として、文化庁が認定するものです。令和元年5月20日に岡山県笠岡市と丸亀市、土庄町、小豆島町の2市2町によるせとうち石の島のストーリー「知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いたせとうち備讃諸島~」が日本遺産に認定されました。
◆せとうち石の島のストーリーとは
本島・広島を含む備讃諸島で産出された花崗岩(かこうがん)は、大坂城の石垣や日本銀行本店本館などの歴史的建造物に使用されています。その背景にある「400年にわたって巨石を切り出し、海を通じて運び、石と共に生きてきた人たちの産業文化」を伝えるストーリーです。
[memo]本島・広島の日本遺産構成文化財
※市の構成文化財は本島と広島に各6つあります。
▽本島 笠島(かさしま)集落
笠島地区は、かつて塩飽(しわく)水軍・塩飽廻船の拠点として栄えました。北面に天然の良港が開け、集落内の狭い通路が網の目のように通っているのが特徴です。マッチョ通り沿いには、出格子や虫籠窓(むしこまど)をあしらった町家形式の住宅が建ち並び、塩飽大工の伝統的な技術が現在でも残っています。
▽広島 王頭山(おうとうざん)(王頭砂漠)
標高312mで塩飽諸島最高峰の王頭山。山頂近くには、「王頭砂漠」と呼ばれる空中庭園のような場所があり、花崗岩が風化してできた真砂土が砂漠のように広がっています。また、山頂からは瀬戸内海の絶景を一望することができ、異空間にいるような景観を楽しむことができます。
・せとうち石の島公式ホームページ
・同ストーリーをYouTubeで紹介
※二次元コードは本誌P.4をご覧ください。
問い合わせ:地域づくり課
【電話】24-8853