くらし 2025年度の標語“あなたの地域で 認知症とともに いきいきと暮らす”

65歳以上の高齢者のうち、3人に1人が認知症または軽度認知症(MCI)と言われています。また、65歳未満で発症する若年性認知症は、発症年齢が平均54歳と若く、女性に多い高齢者の認知症と異なり、女性より男性に少し多いという傾向にあり、今や認知症は誰もがなり得ると考えられています。認知症になっても、本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、9月を世界アルツハイマー月間、9月21日を「認知症の日」世界アルツハイマーデーとして、様々な取り組みが行われています。
町では「自分が、家族が認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる町」をめざして講演会の開催や認知症サポーター養成講座、認知症高齢者等見守りSOSネットワーク事業など認知症施策を展開しています。また、9月2日から19日まで、中央図書館で認知症に関する本や紙芝居などを展示していますので、ぜひ、お立ち寄りください。

◆「オレンジかふぇ」のご案内
認知症の人とその家族、地域の人たちが気軽に参加して集える場所です。専門職がおり、認知症のことや医療、介護のこと、日々の生活で心配なことなど、気楽に相談することができますので、ご参加ください。

◆認知症高齢者等見守りSOSネットワーク
認知症などにより、おでかけしたときに家に帰れなくなる可能性のある方などを地域で見守り、行方がわからなくなった場合に、警察や地域の協力事業所などに情報提供し、速やかな捜索活動を支援するネットワークです。
事前に本人の身体的特徴や連絡先、写真など必要な情報を登録し、登録された情報は小豆警察署と情報共有します。
事前登録をしておくことで、行方不明になった場合、スムーズに捜索活動が開始できます。登録を希望される方は地域包括支援センターにご相談ください。

◆認知症本人・家族みんなのつどい
「わたしが(家族が)認知症になり、これからのことが不安」「誰かに話を聞いて欲しいけれど、相談できる人がいない」「どう接したらいいか分からない」など、認知症を抱えた本人・家族で、自分の体験を語りたい、他の人の話を聞いてみたい、という皆さまが集まって、認知症への理解を深め、情報交換やお互いの思いを語り合う場です。仲間と語ることで心が軽くなることがあります。お気軽にご参加ください。
日時:12月1日(月)、令和8年3月1日(日)14時~16時
場所:グループホーム北のおひさま
※「おひさまかふぇ 北のおひさま」と同時開催しています。

◆認知症サポーター養成講座
認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではありません。認知症について正しく理解し、地域や職場で認知症の人やその家族を温かい目で見守る「応援者」です。町在住の方、町内に通勤、通学されている方、町内の学校、企業、自治会、各種団体などへの出前講座もできます。ぜひ、お申込みください!

問合せ:健康福祉課 内土庄町地域包括支援センター
【電話】0879-62-7002