くらし まちづくりワークショップ『ゆめしま創生塾』実施報告

■自分たちの地域の未来は自分たちで創る。高校生×地域住民×行政=上島の未来学んで、考えて、行動する地域づくりワークショップ
「すべての上島町民が安心して暮らせる地域づくりを一緒に考えたい」という目的から、令和6年11月に「ゆめしま創生塾」を開塾しました。
この「ゆめしま創生塾」では、地方創生をテーマに、高校生、地域住民、役場職員がともに知識を深め、意見を交わしながら、上島町の未来について考えるもので、全4回のワークショップを実施しました。

◆第1回(令和6年11月9日) 「上島町の10年後を話し合う」
初回では、上島町の10年後の姿について、参加者の皆さんの思いや目指したい未来像を話し合いました。その結果、「交通」「人口」「経済」「まちづくり」など、8分野105項目を抽出しました。また、カードゲーム「SDGs de地方創生」を活用し、SDGsの概念と地方創生の必要性について学びました。

◆第2回(令和6年12月21日) 「10年後の上島町に向けた課題を考える」
前回の議論をもとに、10年後の理想の町を実現するために解決すべき課題を洗い出しました。その結果、8分野213項目の課題を抽出しました。

◆第3回(令和7年1月11日) 「課題の解決策を考える」
2回目で挙げられた課題を精査し、その課題について「誰が」「いつ」「どこで」「何のために」「何をするのか」といった具体的な解決策を考え、取り組みについて話し合いました。
その結果、4分野25項目の課題解決策を導き出しました。

◆第4回(令和7年2月15日) 「小さなまちづくり計画書の作成」
最終回では、これまでの話し合いをもとに、課題とその解決策をさらに精査し、SDGsの17の目標との関連も踏まえた「小さなまちづくり計画書」を作成しました。

全4回のワークショップを通じて、町の持続可能な発展に向けた具体的な取り組みを導き出すことができ、また、身近なことがSDGsに結びついていることに気付くことができました。この活動が、今後の上島町の発展に向けた一歩にすることができたと感じています。
これからも町民の皆さんとともに、上島町のさらなる発展を目指して取り組んでまいります。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

◇小さなまちづくり計画書
4分野25の課題解決策をこの計画書に盛り込みました。そして、今回作成したまちづくり計画書のテーマ
『ここが好き そんな未来を 創ろうぜ』
としました。

「人口」「環境」「経済」「社会」の4分野に分け、それぞれに対する課題と解決策を導き出しました。また、各分野にテーマを設定し、課題の重要度や関連するSDGsについても整理しました。

1 「人口」 〝共に育ち安心して暮らせる町〟
増加している未来のための4つの解決策を導き出しました。

2 「環境」 〝海と自然がおりなす夢のようなリラックスアイランド上島町〟
自然が改善され維持できる未来のための8つの解決策を導き出しました。

3 「経済」 〝人も島も地域産業もいきいき懐も心もあたたかくなる島〟
産業が振興し、消費が拡大している未来のための3つの解決策を導き出しました。

4 「社会」 〝「ゆめしま総合発信」~来て・見て・知って・つながろう~〟
まちづくりが進んでいる未来のための10の解決策を導き出しました。

課題の重要度や関連するSDGsなどをまとめました
※詳細は本紙をご覧ください。