- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県久万高原町
- 広報紙名 : 広報久万高原 2025年3月号
■上黒岩遺跡収蔵庫の図面
上黒岩岩陰遺跡の出土品を収蔵するための収蔵庫新築工事は着々と進みますが、施設を造るうえで図面は不可欠です。そのころの図面が今も残されています。このような図面はあまり知られておらず、貴重なので紹介しておきたいと思います。
設計図面を作成した大阪の浪速設計事務所は東京や九州などに支店を持ち、松山や今治にも事業を展開していました。残されている設計図面を見ると、当時の上黒岩岩陰周辺はまだ急傾斜対策など行われておらず、考古館の周辺はかなり殺風景な状況だったことが改めてわかりました。
当時担当された方からはとにかく突貫工事だった、と伺っています。私自身生まれる前の出来事で昭和とはいえ、もう50年以上前になります。改めて古い歴史を持っていることを痛感させられます。(遠部)
▽学芸員のつぶやき
考古館開館時のことが知りたくて「広報みかわむら」を探索したところ、そのころの広報紙が見つかりませんでした。もし、昭和49年頃の広報紙をお持ちの方がおられたらご連絡ください。
■お詫びと訂正
1月号の記事中に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
誤:石垣文化の里(旧城辺町)
正:石垣文化の里(旧西海町)
問い合わせ:久万高原町教育委員会(上黒岩考古館)
【電話】21‒0139