健康 お元気ですか

■良い一日のスタートは、元気の源・朝ごはんから
内子町が令和2年に町民を対象に行った調査では、「朝食を毎日必ず食べる」という人の割合は82%でした。朝食は一日の始まりに必要なエネルギー源となる他に、多くの働きがあります。ぜひ毎日食べる習慣を身に付けましょう。

◇朝食のはたらき
・脳へのエネルギー補給
脳のエネルギー源であるブドウ糖は寝ている間も使われます。朝食を食べることで消費したエネルギーを補給できます。

・良い生活リズムをつくる
毎日朝食を食べる人は、早寝早起きで質の良い睡眠がとれる人が多いと報告されています。また朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、生活リズムが整います。

・排便を促す
朝食を食べることで胃や腸が刺激され、排便を促す効果があります。

・心の健康を保つ
朝食を毎日食べている人は、ストレスを感じにくくなることが分かっています。朝食を抜くと疲労を感じやすくなり、心身の不調につながる場合があります。

・生活習慣病を予防する
朝食を抜くと太りやすくなり、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。空腹によるストレスで血圧が上がると、脳卒中や脳出血のリスクにもつながります。

◇管理栄養士おすすめの朝食メニュー
主食、主菜、副菜を組み合わせた栄養バランスの良い朝食が理想です。忙しくてゆっくり朝食を食べられない人は、簡単なメニューから少しずつステップアップしましょう。まずは乳製品や果物など、すぐに用意できて食べやすいものがおすすめです。

・ステップ1 ヨーグルト、バナナ
・ステップ2 おにぎり、目玉焼き
・ステップ3 ごはん、具だくさんのみそ汁、卵焼き、ほうれん草のおひたし

主食:米、パン、麺類などの穀類を主材料とする料理。主に炭水化物の供給源に。
主菜:魚や肉、卵、大豆製品などを使ったメインのおかず。主にたんぱく質の供給源に。
副菜:野菜などを使った料理。主食・主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維を補う。