- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年8月号
■夏のゲレンデを夢中で駆け抜ける一日 小田深山でMTB(マウンテンバイク)レースが復活
「第1回小田深山MTBフェスティバル」が7月6日、ソルファオダスキーゲレンデで開かれました。
スキー場の傾斜を生かしたコースをマウンテンバイクで走る本大会。カテゴリーはオープン・ビギナー・レディースの3つで、子どもからベテランまで一人5回、2コースで並走してタイムの速さと安定性を競います。選手は次第に芝が削れて滑りやすくなるコースに苦戦。観客から「ペダルを踏め、踏め」と声援を受け、それぞれの走りを楽しみました。また子ども向けのフリーライドでは、保護者に支えられて果敢に挑む楽しそうな声が響きます。西岡幸治(こうじ)さん(51)〔松山市〕は「走るたび楽しくなるコース。自転車仲間とつながれるのもうれしい」と話しました。
主催者でMTBインストラクターの山口広隆(ひろたか)さんは「自転車を始めた20数年前、MTBレース『小田深山リッジランナーカップ』で勝負の楽しさを知った。多くのバイカーが育ったこの地を、当時を知る僕たちおじさんも若い世代も、再びみんなが集える場にしていきたい」と充実した表情で振り返りました。
■健康づくりと親睦の輪を広げる 町老連が「ボッチャ体験会」を初開催
内子町老人クラブ連合会主催の「ボッチャ体験会」が7月9日、内子スポーツセンターで行われました。町内3支部から計41チーム・約130人が参加。未経験の参加者も、ルールを学びながら和気あいあいとプレーしました。第一寿楽会Cチームの山﨑カズ子(こ)さん(98)は「何でもやってみようと思って参加。勝ち負けはともかく、いろんな人と交流できることが楽しい」と笑顔でした。
■川や海で、もしものときは「浮いて待て」 夏休み前に小中学校で着衣泳教室
水難事故から命を守る方法を学ぶ「浮いて待て教室」が町内の小・中学校で開かれました。五十崎中学校では7月15日に開催し、内子消防署の職員が「溺れそうになったとき、無理に泳ぐと体力を奪われる。まずは浮いて助けを待つこと」と説明。生徒は体操服でプールに入り、水の重みや動きにくさを感じながら、靴やペットボトルを使って浮かぶ方法などを学びました。
■水しぶきも、花火も、笑顔もはじける 本町通り商店街で「内子夏祭り」
「内子夏祭り」(同実行委員会主催)が7月12日、内子町本町商店街周辺で開かれました。
今年は初の試みとして、アマゴのつかみ取りがまちの駅Nanze(なんぜ)の特設プールで行われました。開始前から多くの子どもたちが集まり、合図とともに待ちわびた様子で飛び入ると、素早い動きの魚を追いかけて水しぶきを上げていました。また本町通りには輪投げや金魚すくいなどのゲームコーナーが並んだ他、焼きそばの屋台やキッチンカーの周辺はおいしそうな香りが漂います。子どもたちはかき氷、大人はビールを片手に涼みながら、夏のひと時を楽しんでいました。
祭りのクライマックスには、知清河原から約200発の花火が打ち上げられました。夜空が照らされると同時に「わあっ」と沿道から歓声が上がり、花火を見つめる瞳も色とりどりに染まりました。実行委員長の大本裕也(ゆうや)さんは「たくさんの笑顔が見られて大成功。初めてのアマゴのつかみ取りも好評だった。これからも子どもたちが楽しめる場を残していきたい」と語りました。
■遊んで学ぶ、水辺の時間 小田川の魅力満載「元気わくわく川まつり」
川に親しみ、魅力に触れる「元気わくわく川まつり」が7月20日、豊秋河原で開かれました。参加者は安全な遊び方の説明を受けた後、生き物が描かれた石を水中から探す「ぞぶりんぐ」や水生生物観察、河川敷での木登り遊びなど7つのブースを自由に体験。脇坂達也(たつや)さん(天神小3年)は「全部楽しかった。夏休みは川でたくさん思い出をつくりたい」と満足そうでした。
■夏の暑さを忘れる恐怖体験――謎解き×お化け屋敷「凧博ナイトメア」
「凧博ナイトメア」が7月22・25の両日、五十崎凧博物館で開催されました。お化け屋敷に見立てた夜の館内で、参加者は地図を頼りにカードを集めて出口を目指します。突然現れる怪物にハラハラしながら、昼間と違う雰囲気の博物館を味わいました。田中歩果(ほのか)さん(内子中1年)は「想像よりも難しくて、恐かった。凧も夜だといつも以上に迫力を感じる」と話しました。
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