- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年10月号
◇「うちこ往来」は身近な町の情報を伝えるコーナーです。皆さんからの情報をお待ちしています。
企画情報課 広報・広聴係
【電話】0893-44-6151
■森の魅力、盛りだくさんな2日間「ワンフォレ」に約1,200人が来場
「ワンツーツリーフォレスト」が8月23・24の両日、ソルファ・オダスキーゲレンデで開かれました。林業機械での丸太積みや高所作業車の試乗、伐採見学など、林業や森への関心を高めるさまざまな体験を実施。森林の調査にも活用されるドローンの操縦プログラミングに挑戦した芳野剛臣(たかおみ)さん(小学3年)は「自分からは見えない遠くの景色まで見られてワクワクした」と笑顔でした。
■夏休み最後の思い出に――昭和レトロな旭館で縁日を開催
「旭館縁日」が8月30日、旭館とその周辺で開かれました。会場ではかき氷の屋台やフリーマーケット、人形芝居など、大人も子どもも楽しめる催しがいっぱい。日が暮れると提灯(ちょうちん)や行灯(あんどん)が辺りを照らし、幻想的な雰囲気に包まれました。主催者の一人の山内大輔(だいすけ)さんは「たくさんの人に旭館を知ってもらい、交流できる機会。子どもたちの夏の思い出になったらうれしい」と話しました。
■本格イタリアンでおいしい、楽しい、新しい 地元食材を五感で楽しむスペシャル給食デー
食育教室「スペシャル給食デー」が9月9日、内子保育園で行われました。NPO団体食育ライブの菊地義一(よしかず)さんが「作物を育てたり料理したり、たくさんの人がいてご飯ができるんだよ」と園児に説明した後、ミシュラン一つ星レストラン「ファロ」の浜本拓晃(ひろあき)シェフが、町産食材を使った「ナスのポルペッティーニ」など4品を提供。園児は初めての味を「おいしい」と笑顔で頬張りました。
■ふすま補強の「下張り」から古文書を探せ 紙の層から歴史をひもとくワークショップ
「ふすまの下張り文書はがし」が8~9月にかけて4日間、上芳我邸で開かれました。今回は旧森家住宅で使われていたふすまを用意。何層にも貼られた紙を水で湿らせながら、指などではがす作業を体験しました。中からは新聞紙や請求書など当時の暮らしがうかがえる古文書も発見。池本千恵子(ちえこ)さんは「資料が破れないよう慎重に。当時の生活が近くに感じられた」と語りました。
■修理中の姿を記憶に刻む――内子座工事見学会に町内外から86人参加
内子座保存修理工事への理解を深めてもらおうと、見学会が9月13・15日に開かれました。参加者は高さ約8メートルの足場から屋根を間近に見学。昭和60年の復原工事で修繕された屋根瓦や、繁盛祈願に付けられた打ち出の小槌などの役物瓦について解説を受けました。兵庫県からの参加者は「時代の違う瓦が混在する様子が印象的。修理後どんな姿になるか楽しみ」と期待を寄せました。
■内子高校のけんか凧を大空へ 町唯一の職人に学ぶ凧作りの文化
内子高校の「総合的な探究・芸術」の授業で、合戦凧作りが9月17日、五十崎凧博物館で行われました。3年生7人は凧師の佐伯忠廣(ただひろ)さんの指導で、和紙の貼り合わせや凧骨組みなど本格的な作業に挑戦。中野真之介(しんのすけ)さんは「職人の手つきは圧巻。大変な作業でも達成感があった」と振り返りました。今後は絵付けや弓張りを行い、完成した凧は来年の五十崎大凧合戦で揚げる予定です。
■挑戦を続ける熟練アスリートたちの祭典 マスターズ愛媛大会・軟式野球競技を開催
35歳以上が参加するスポーツの祭典「日本スポーツマスターズ2025愛媛大会」が9月19日から5日間、県内各会場で開かれました。
内子町では9月20・21の両日、軟式野球の1回戦から準々決勝にあたる計5試合が内子運動公園野球場で実施されました。開始式では小野植正久(まさひさ)町長が「力を出し切って、わくわくするような大会にしてほしい」と歓迎のあいさつ。試合では北海道から沖縄まで6チームが、年齢を感じさせない熱い戦いを繰り広げました。2日目、準々決勝では沖縄県と高知県が対決。初回に沖縄が1点を先制すると、互いに点を取り合う展開に。最後は沖縄が攻守で力を見せて5対3で勝利し、翌日のマドンナスタジアムで行われる準決勝戦へ勝ち進みました。
会場ではソフトボールスポーツ少年団や、内子中学校野球部・総合スポーツ部などの子どもたちがスタンドから声援を送ります。また町内各小学校で制作した応援幟が掲げられたり、道の駅からりのソーセージが振舞われたりと、温かいおもてなしで選手らを後押ししました。
