- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年4月号
■(1)運転状況について(令和7年2月末日現在)
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(定格電気出力89万キロワット)
■(2)伊方発電所2号機 火災感知器の不具合について
2月5日0時35分、伊方発電所2号機に設置する火災感知器が作動していないことを示す信号が発信しました。
調査の結果、2号機タービン建家内の火災感知器1つに不調があり、取り替え作業をしていたところ、当該火災感知器の台座が外れ、その際に火災感知信号線の短路を監視する装置が動作し、複数の火災感知器が作動しなくなったものと推定しました。
その後、不調であった火災感知器および台座の取り替えを行い、9時35分、通常状態に復旧しました。
なお、取り替えまでの間は、火災感知器が作動していなかったエリアに監視人を配置し、火災がないことを確認していました。
■(3)放射線総合管理システムの不具合について
2月11日5時30分、伊方発電所1、2、3号機放射線総合管理システムの動作が不調であることを確認しました。
データ伝送状況を確認したところ、5時58分、放射線管理員がデータ伝送が停止していることを確認しました。
その後、当該システムの通信記録を確認したところ、当該システムのネットワークから発電所内の表示端末にデータを伝送するための回線に設置している中継器に不具合があることを確認しました。
このため、不具合のあった中継器の取り替えを行い、当該システムが正常に動作してデータ伝送がされていることを確認し、2月20日14時05分、通常状態に復旧しました。
なお、運転監視に用いるデータは当該システムを経由せず、中央制御室にある監視計器に直接送られていることから、当該システムの動作が不調の間も、放射線監視モニタ等のデータは継続して監視できており、異常はありませんでした。
■(4)伊方発電所3号機 電源車の不具合について
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、2月21日12時18分に300kVA電源車(No.2)の定期試験において、発電機が起動しないことを確認しました。
点検の結果、制御装置へ電源を供給する回路に設置している電磁接触器が不調であることを確認しました。
そのため、当該電磁接触器を取り替え、定期試験を実施し、運転状態に問題がないことを確認したことから、2月28日11時15分に通常状態に復旧しました。
なお、300kVA電源車(No.1)(No.3)の2台については、2月21日の定期試験にて健全であることを確認しております。
これらの事象によるプラント及び環境への放射能の影響はありません。