- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年7月号
■「一生に一度の機会」
献穀者 山下 淳 さん
三崎地域で清見タンゴールやデコポンなど、中晩柑を栽培する柑橘農家をしている山下さん。今年度、西宇和青壮年同志会の会長を務め、新嘗祭に粟を献穀する献穀者に選ばれました。
新嘗祭とは、天皇が新たに収穫した五穀を天と地の神々に供え、自らも新穀を食べる事により、その年の収穫に感謝する儀式で、毎年11月23日に宮中で開かれています。今年、愛媛県からの献穀はJAにしうわが担当の年で、山下さんが粟の献穀者に選べれました。伊方町からの新嘗祭への献穀は60年ぶりのことです。
山下さんは献穀する粟の播種式を5月24日に済ませ、6月1日に家族で畑に種をまきました。粟とはどんなものかもよくわからない状態からスタートし、畑は紅マドンナのハウスを建てるつもりだった場所を活用。JAや南予支局の方に助けてもらいながら、初めての粟の栽培に取り組んでいます。
山下さんは「献穀者に選ばれた事で多くの人と出会うことができ、貴重な経験になりました。一生に一度の機会だと思うので、家族も一緒に楽しんで栽培したいです。また、柑橘農家としても自分の世代が頑張って三崎を引っ張り、その姿を若い人に見てもらいたいです。」と笑顔で話していました。
■八西CATV放送日
7月1日(火)18:30〜
放送を見逃した方必見!
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