- 発行日 :
- 自治体名 : 高知県仁淀川町
- 広報紙名 : 広報によど川 2025年6月号
■食中毒を防ぎましょう
~つけない・増やさない・やっつける~
初夏となり、半袖で過ごす日も増えてきました。夏は気温が高く、細菌による食中毒が発生しやすい時期です。食中毒は原因となる細菌が食べ物に付着して、体に侵入することで発熱・下痢・おう吐などの症状を引き起こし、時には命に関わります。
今回は食中毒予防における「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践するポイントをお伝えします。
◆食中毒予防の基本
(1)つけない=洗う・分ける
手にはさまざまな菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないようにこまめに手を洗いましょう。
○手洗いのタイミング
・調理を始める前
・生肉、生魚、卵などを取り扱う前後
・トイレや鼻をかんだりした後
・オムツを交換した後
・動物に触れた後
・食卓につく前
・残った食品を扱う前
○ポイント
包丁やまな板などの調理器具は使用するごとに洗剤で洗い、できるだけ殺菌しましょう。また、加熱する食材と生食の食材はまな板を分けたり、先に生食の食材を切るといった工夫をしましょう。
食品保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたりラップをかけたりすることが大事です。
(2)増やさない=低温で保存する
細菌の多くは10℃以下で増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃で増殖が止まります。生鮮食品や惣菜などは購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
なお、冷蔵庫に入れても最近はゆっくりと繁殖するので早めに食べましょう。
(3)やっつける=加熱処理・殺菌
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので、食材をしっかり加熱しましょう。食材の中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
また、肉や魚、卵などを使った後の調理器具は洗剤でよく洗い、熱湯をかけるか台所用殺菌剤を使って殺菌しましょう。
◆食中毒かな?と思ったら
おう吐や下痢の症状は原因物質を排除しようとする体の防御反応です。下痢止めなどの市販薬はむやみに服用せず、すみやかに病院を受診しましょう。
また、脱水を予防するために15分に1回、経口補水液やスポーツドリンクを一口程度摂取しましょう。
問い合わせ:仁淀川町役場健康福祉課
【電話】35-0888