くらし 3月定例会町長からの行政報告(要旨)(1)

3月7日~12日まで町議会12月定例会が開かれ「防災行政」「木育誕生祝い品への名入れ」「歯科医院関係」などの行政報告を行いました。

令和7年度は、人口減少対策総合交付金を活用して、若者等のUIターンおよび定住促進により、人口減少を抑える施策を進めていく。
電気・ガス・食料品等の物価高騰の影響を受けている町民の生活支援および町内事業者の経営安定を目的として、一人当たり6000円分の地域振興券を配布する。
防災・減災対策では、社会資本整備総合交付金事業や住宅耐震改修事業を活用し、推進する。

■防災行政
3月2日、宮の前公園で、越知・佐川・仁淀川の高吾北3町消防団による連合演習が初めて実施された。
南海トラフ地震などの大規模災害が発生した場合、単独市町村では対応しきれない事案が数多く発生する可能性がある。このようなときこそ、身近な存在である高吾北3町消防団による広域的な相互応援が、災害対応における大きな力となる。
消防広域化について、今後の大まかな流れは、令和7年度から9年度までの3カ年を準備期間とし、10年度から段階的に消防業務の集約化、15年度中をめどに、消防組織と業務の一本化を完成させる。4月以降、34市町村長と15消防本部の消防長を委員とする「消防広域化基本計画あり方検討会」と、総務・財務・消防・通信指令など「4つの専門部会」が、それぞれ年3回程度開催される予定。この中で、現状把握や職員配置、財政負担などの課題を整理・調整していく。

■土木行政
道路については、国道33号の高知県側と愛媛県側で組織する「国道33号整備促進期成同盟会」と「国道33号整備促進期成同盟会高知県協議会」で国土交通省、財務省および県関係国会議員に道路整備の必要性を要望した。
河川については、「仁淀川改修期成同盟会」において道路同様、国土交通省などに河川整備の必要性を強く要望した。
今回、「越知道路2工区現道活用区間」においても予算が活用されている「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」が、令和7年度で最終年度を迎えるので、今後も、早期の策定に向けて要望をしていく。
本年1月に県営事業については、今成地区の仁淀川の河川改修工事に着手していただいた。
柴尾地区の柳瀬川河川改修工事の本体である護岸工事(右岸・柴尾側)は、現在、発注準備中ではあり、本年3月末契約、4月以降工事着手の予定である。

■訪れてみたい日本のアニメ聖地88 2025年版
2月13日に、一般社団法人アニメツーリズム協会が選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」が発表され、「竜とそばかすの姫」の舞台として、本町が2022年から4年連続で選出された。
細田守監督の最新作の公開が、今年の冬と決定している。通常、最新作公開前には、細田監督作品のテレビ放映が増えるので、「竜とそばかすの姫」も放映されると思う。アニメファンの聖地巡礼といわれる訪問も再度増えることが予想される。浅尾沈下橋から自然の森博物館、かわの駅、おち駅、飲食店等へと周遊につながるような対策を考えていく。