くらし 地域おこし協力隊によるよそもん通信第65号

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■卒業と今後とお礼 ミギタ(観光振興・PR)
みなさんこんにちは。協力隊という3年間が5月末で任期終了となります。越知町に来るきっかけは当時、大阪にいた頃、四国をまわる旅行中、偶然、越知町に立ち寄り、こんなところで生活したいと思ったことでした。ちなみに越知町に寄った理由は、当時仲の良かった人が「片岡さん」という理由で「片岡沈下橋に行ってみよう」という、とてもくだらないことでした。
それから数年がたち、子どもができたことやコロナ禍などいろいろな理由が重なり、移住することを決意しました。今、思うとこのくだらないきっかけと直感を信じて良かったです。
協力隊に着任してからは、「地域交流・イベントスタッフ・情報発信・コーヒーでの賑わいづくり」を中心に活動してきました。その他にも横倉山の水源地管理や看板清掃、道案内動画の作成、コスモスの種植え、取材やラジオ出演、草刈り、あじさい街道の剪定(せんてい)、こども園行事のサポートなど、本当に幅広い活動をしてきました。どれもこれまで経験したことのない仕事ばかりで、着任当時は毎日のように筋肉痛になっていた時期もありました。
慣れない仕事が多く、戸惑いもありましたが、学ぶことは多く、とても良い人生経験となりました。こども園行事で知り合った子どもたちとは、今でも会うたびにすごい勢いで駆け寄ってお話ししてくれるのがとてもうれしいです。このようなことは、「都市部ではなかなかなかったのでは」と想像していて、本当に越知町で協力隊をして良かったなと思っています。協力隊として唯一の心残りとしては、雨天中止となったシーニックキャンプです。WASHI ORIORIさんと焼菓子Gさんとコラボ開催した夜カフェを、宮の前公園にて再現しようと計画していたのですが、雨天中止となり、断念することとなりました。またいつかやれたらと思っているので、開催する時はぜひ、遊びに来てください。
プライベートでは、越知町に来て第二子の出産・育児を経験し、大変なことも多い中、自然あふれる越知町での子育てを楽しんでいます。宮の前公園や夜の商店街の散歩、仁淀川での川遊びなど、本当に充実した時間を過ごせているなと感じています。
この3年間で知り合いも増え、畑から野菜の収穫をさせてもらえたり、お礼をするとお礼以上にいただきものをして帰ることになったりと本当にありがたい限りです。
卒業後は、コーヒー屋として活動していきます。ご縁があり、鎌井田集落でお店をすることができそうなので、目標であった定住に向けて着々と準備中です。6月にはオープンしていると思うので、ぜひ遊びに来てください。最後にはなりますが、関わってくださった越知町の皆さま、3年間本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。