その他 寿春(2)

中嶋晶久(日高村教育長)

新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては穏やかな新春を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。令和7年の幕開けにあたり、平素より日高村の教育行政にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。
日高村教育委員会としましては、「夢を持ち、特技を持って、村に根を張る人づくり」を教育行政の基本とし、村の将来像である「安全・安心で笑顔と希望あふれる村」にふさわしい、心身共に健康で、創意と自主性に富む人間性豊かな人材の育成を目指していきます。そして、子どもたちが未来に向かって夢を描き、それぞれの特技を伸ばしながら、地域に愛着を持ち、活躍できる土壌を整えていくことが、私たち教育行政の使命だと考えております。また、「人生100年時代」を迎えた今、生涯にわたって学び続ける社会の実現も重要な課題です。年齢や立場を問わず、誰もが学ぶ喜びを感じられる機会を提供し、地域全体で学び合う社会となるよう努めてまいります。
さて、2024年は混沌とした世界情勢の中、日本国内においても若年層を巻き込む「闇バイト」やSNSを通じた犯罪勧誘により、犯罪の低年齢化が顕著となっている現状には、急速に進化するデジタル社会がもたらす利便性と危険性が表裏一体で存在していることが挙げられます。
日高村教育委員会としましては、正しい知識や情報を選択し、自ら学び、考え、判断できる社会生活で必要な力を養い、犯罪に巻き込まれないための、知識と判断力を育むことが急務であると感じています。これから社会を担う子どもたちが正しい道を選び、希望を持って成長していけるよう、教育の役割を再認識し一層努力してまいります。
本年が皆様にとりまして、健康で幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。そして日高村が未来に向け、輝かしい発展を遂げる一年となりますよう、ご理解ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。