くらし 議会のおしらせ(令和6年6月1日 No.228)(8)

◆社民党市議会議員団
・個人質問
香月 隆一 議員
◇戦後80年の平和への取り組み
問:戦後80年・被爆80年の節目の年に、平和への決意を問う。
答:これまで非核平和都市宣言を行うなど、国際平和実現のため積極的に取り組んできた。今後も平和への取り組みを継続していく。

問:平和事業の計画を問う。
答:毎年8月6日、9日、15日に戦没者を追悼し、黙とうを実施。9月21日の国際平和デーの周知のほか、戦後80年を踏まえた啓発を実施したい。教育委員会では、毎年8月に平和パネル展を実施。小中学校では8月6日に平和学習を実施している。今年は石炭・歴史博物館で4月下旬から8月下旬まで、戦争をテーマにした特別展を開催予定。市民から提供された資料や経験者の映像記録を活用し、田川の記憶を後世に伝える展示にしたい。

▽本市職員におけるメンタルヘルス対策
問:本市におけるメンタルヘルス対策の実施状況について問う。
答:厚生労働省の指針に基づき、一次予防として、全職員対象のストレスチェック、共済組合の相談窓口の周知、健康対策推進員によるメンタルヘルス研修を実施。二次予防として、高ストレスの結果が出た職員や長時間勤務者、不調を感じる職員への産業医面談を実施している。教職員については、学校管理職による面談、全教職員へのストレスチェックを実施し、高ストレスの教職員には医師の面接指導を勧奨している。

▽たがたん健幸ポイント事業
問:たがたん健幸ポイント事業の現在までの取り組み状況や成果、課題について問う。
答:事業開始当初は約8百人であったが、現在は約2千人が参加している。アンケートでは、継続希望や運動の励みになるといった声が多い。市民の健康意識向上や行動変容の効果があるなど、市民の健康づくりに寄与している。課題としては、参加者増による予算増、活動量計の故障時の費用負担、アプリ利用者を増やす取り組みなどがある。

問:貯めたポイントを地域の保育園や学校などに寄附できる仕組みを導入して社会貢献にもつなげるべきと考える。見解を問う。
答:参加者の意向確認や、交付金の活用における問題点など検討が必要である。更なる健康増進につながる可能性も考慮し、ポイントの社会貢献への活用は今後も検討したい。

◆清友会
・個人質問
田守 健治 議員
◇有害鳥獣対策
問:住宅地等に有害鳥獣が出没した際の連絡窓口や対応を問う。
答:農政課が窓口となっている。危険を感じる状況であれば警察への通報を促し、身を守るよう伝えている。住宅地での大型獣の捕獲は安全面から難しく、山に追い払うしか対応策がないのが現状である。

問:本市の被害防止対策と市民への周知について問う。
答:農地周囲へのフェンス設置、わなを用いた捕獲、動物が嫌がる音を出す追払い機の設置などを行っている。また、住宅地周辺では、わなが使えないため、雑草の除去や生ごみを放置しないことなど、有害鳥獣が来ない環境づくりを周知している。

▽飼い主のいない猫の対策
問:本市の現状、問題点、課題について問う。
答:相談件数は年間20件程度。不適切な餌やりによって猫が増え、ふん尿被害等が問題となっている。TNR活動(飼い主のいない猫を捕獲して不妊手術をし、元の場所に戻す活動)を行っているボランティア団体の費用負担が課題である。

問:苦情や相談窓口とその対応状況について問う。
答:本市環境政策課や県保健福祉事務所が窓口である。県担当者と現地調査を行い、飼い主や餌やりをしている方に、適切な餌やり、トイレ設置、不妊去勢手術の推奨を説明している。また、希望者には啓発看板の配布や、猫除け超音波発生器の貸出しを行っている。

問:不妊去勢手術費用の助成について、本市の見解を問う。
答:ガバメントクラウドファンディングを活用した助成制度の準備をしている。TNR活動団体への費用助成を行うことで、市内の猫による被害軽減が期待できる。

▽スマイルプラザ田川の入浴施設
問:スマイルプラザの入浴施設の運営目的、役割及び効果を問う。
答:高齢者の健康増進や交流の場の提供が目的。一定の成果があると認識している。

問:入浴施設の今後の在り方について問う。
答:老朽化が進み改修に多額の費用が見込まれるため、廃止も選択肢として慎重に検討していきたい。

《要望》
健康寿命の延伸や高齢者における介護予防は重要な課題である。高齢者の健康増進や交流の場の提供のため、入浴施設の整備充実を前向きに検討してほしい。