- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和7年4月号
◆WELFARE 保健・福祉
高齢者福祉では「みんなでつくろう!いつまでも安心して暮らせるまち・ゆくはし」をテーマに、(1)健康づくりと介護予防の強化、(2)認知症対策の推進、(3)在宅医療・介護連携の強化、(4)地域の見守り・支援活動の再構築の4つを重点的に取り組みます。
保健分野では「協働による健康づくり」を推進。積極的に地域に出向いて健康教育や健康相談などの地区活動を行い、自主的な活動が継続できるよう支援します。
障がい者福祉では、複雑化するニーズに対応したサービスを提供できるように取り組み、地域共生社会の実現をめざします。
◇相互に支え合う社会の実現を。
・オレンジフェスタの様子。VRによる体験など、どなたでも楽しめる企画を毎年用意し、認知症の普及啓発に努めています。
・保健師や管理栄養士が、クイズやレクリエーションを取り入れた健康講座を行い、地域単位で健康について楽しく学べるよう支援しています。
◆ENVIRONMENT 環境
「次世代にツケを残さない」ことをめざし、令和15年度までに15%のゴミ削減を目標に掲げた全市民参加型の一大プロジェクト「その1gを削り出せ」。
皆さんのご協力で、昨年4月から今年の2月までの可燃ゴミ排出量は、前年同時期に比べ約4.7%減少しており、他のメディアでも取り上げられました。
減量化が順調に進んでいる一方、物価高騰の終息が見えないことから、今年の7月までとしていたゴミ袋料金の半額を、1年間延長します。皆さんと一緒にさらに上の目標達成をめざします。(令和6年度の結果は次号でお知らせする予定です。)
◇ゴミ袋料金の半額は継続へ。
・朝日新聞(3/14朝刊)の記事。行橋市のほか、他自治体の取り組みや専門家のコメントなどゴミ問題を様々な視点で取り上げています。
◇訂正とお詫び
1月号P2「笑顔と希望あふれる年に」において、可燃ゴミの削減率を10.8%と掲載していましたが、正しくは3.5%でした。お詫びして訂正いたします。
◆ECONOMY 産業・経済
この広報紙でも多く取り上げている一次産業。その基盤と担い手不足は年々深刻化しています。「子どもたちにはいつまでも美味しい地物を食べてほしい」との想いを込め、資源回復に努め、漁港のしゅんせつ、老朽化施設の更新を進めます。
物価高騰対策として、今年度は3億円分の「行橋プレミアム商品券」を発行します。
新規創業者が直面する資金の課題だけでなく、多様な働き方などもサポートするため、創業者支援をスタートします。
また、行橋市に行ってみたい」と思ってもらえるような魅力ある総合パンフレットも作製します。
◇生産・分配・消費の好循環をめざして。
・古くから日本の「生産」を支えてきた一次産業。様々な課題がある一方、品種改良やデジタルを活用し、生産から販売までを行う手広い経済活動が注目されています。
・現在の市のパンフレット。「ごはんMAP」や「旅するゆくはし」など、お店を紹介しているものが大好評。入手してお店巡りを楽しんでみては?
◆INFRASTRUCTURE インフラ
生活スタイルの変化や燃料価格高騰、運転士不足など厳しい環境下の公共交通。
今年度は廃止バス路線のバス停を活用し、デマンドタクシー(下記参照)を開始します。
南行橋駅の駐輪場は多くの自転車が停車していますが、老朽化が顕著になっています。今年度中に舗装や照明などの更新を行い、屋根付きにリニューアルします。
今年度から渇水時に北九州から水を供給してもらうための送水管工事がはじまります。また、下水道では行事6丁目(3ha)を整備するとともに、新たな計画区域の設計を行う予定です。
◇厳しい環境下でも一歩ずつ前へ。
・デマンドタクシーとは、バスとタクシーの中間的な利用方法のこと。車両はタクシーであるものの、バスのように乗る場所と降りる場所が決められています。
・昨年リニューアルした新田原駅の駐輪場。南行橋駅駐輪場にも屋根付きサイクルポートを新設し、安全性と利便性向上に努めます。
◆EDUCATION 学校・教育
県内の公立小中学校体育館空調設置率は、わずか3%。学校体育館は指定避難所となっているところも多くあることから、複数年かけ、すべてに空調を設置します。
学校給食は、近年の物価高騰の影響を大きく受けています。給食の質と栄養価を維持するため、年々給食費の改正をお願いしていますが、今年度は給食費の約2分の1を公費負担とし、保護者負担を軽減します。
将来の予測が困難な不確実な時代では、「自ら切り拓く力」や「ものごとを創造する力」が必要です。今年度から中学生を対象に、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育がはじまります。
◇1年間の負担軽減と新しい教育。
・一緒に給食を食べ、教育の当事者である子どもたちと意見交換。給食に関することはもちろん、子どもたちの率直な価値観を、市長が自ら確認します。
・アントレプレナーシップの本質は、自らの社会課題を見つけ、解決に向かってチャレンジする能力を養うこと。起業家を育成するためだけのビジネス教育とは異なります。
◆LIFE,HUMANRIGHTS くらし・人権
暮らしの情報を「伝える」から「伝わる」へ。広報のリニューアルを始めて2年が経ちました。方針やマニュアルの作成に1年、実行に2年、計3年を費やしてもまだ道半ばと言えます。多種多様なご意見をいただきながら、より多くの世代の皆さんに愛され、読み続けてもらえるよう、更なる進化をめざし、チャレンジを続けます。
多様な人々が抱える社会的障害を解消することをめざして、パートナーシップ宣誓制度(双方または一方が性的少数者のカップルが、日常生活で相互に協力し合い、人生を共にすることを宣誓すること)の導入を進めています。
その他の分野も演説を行っています。ご興味ある方は、行橋市議会公式ユーチューブ「令和7年3月定例会本会議1日目」をご覧ください。
●【ID】0012345 ←これ何?
この数字を市ホームページの「ページID検索」に入力すると、その記事のデジタル版を見ることができます。広報紙で書ききれなかった情報も。
●一家に一冊
迷ったときに役立つ「暮らしの便利帳」。全戸配布していますが、必要な方は市役所で追加配布しています。