- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和7年7月号
「やるしかない。俺たちは、未来に試されている。」
◆私たちには「誇れる挑戦」があります。
行橋市にはゴミの焼却施設はなく、北九州市に処分をお願いしています。(昨年6月号にも掲載)また、行橋市内のゴミ集積場所から北九州市に直接ゴミを運ぶのではなく、みやこ町と共同運営しているリレーセンターみやこ処理場に一旦集め、圧縮処理をしてから北九州市へ運搬しています。行橋市のゴミは旅をしているのです。
リレーセンターの運営に係る行橋市の負担は、年間およそ5億円。そのうち、北九州市への運搬費と焼却費は、年間およそ4・6億円となっています。この金額は、毎日学校給食を提供している防災食育センターの運営に係る費用(管理費を除く)と同規模です。しかも、昨今の物価高騰により、この金額は今後さらに値上がりする可能性があります。
ポイントは、運搬費と焼却費を合わせたゴミの処分費は、ゴミの量(重さ)に比例するということ。つまり、ゴミの減量ができれば、市の負担軽減、埋立地の削減、リサイクルの促進、さらにはエネルギーの節約に繋がります。
ゴミ減量プロジェクト『その1gを削り出せ』の最終目標は、可燃ゴミを15%減。現在の進捗は最初の目標である「令和7年度時点で5%減」まで後少しのところ。ゴミ袋料金の値下げをしつつ、ゴミの量を削減できているのは、全国的にも珍しいとのこと。私たちの挑戦は、真似が難しい先進的な取り組みなのです。
◇担当課の声
これから本格的な夏を迎えるにあたり、気になるのが生ゴミの臭い。そこでオススメしたいのが生ゴミ処理機器。可燃ゴミの収集日までの生ゴミの臭いが気にならなくなる上、水分を多く含む生ゴミの大幅な減量にも繋がります。
私たち環境課では、より多くの家庭で生ゴミ処理機器を利用してもらいたく、購入費の半額(上限あり)を助成しています。
興味がある方は、ホームページまたは環境課までお問い合わせください。
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一口に生ゴミ処理機器(コンポスト)と言っても、電動・非電動など多くの種類があります。家庭環境にピッタリのものを見つけてみてください。
◆Garbage Trip
Way of KITAKYUSYU
This is Reality
◇STEP01 年間502,000千円
リレーセンターへ運搬
リレーセンターの運営に係る行橋市の負担は、年間およそ5億円。皆さんが支払うゴミ袋料金は、この負担に充当しています。
◇STEP02 年間40,000千円
リレーセンターで下準備
リレーセンターの運営には、人件費など、およそ4千万円がかかっています。
◇STEP03 年間462,000千円
北九州市に運搬・焼却処分
北九州市への運搬費は、年間およそ4千万円。焼却費は年間およそ4.2億円。これらの費用はゴミの量に比例します。
問合せ:環境課
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