くらし ホットな消費者ニュース 273号

■クレジットカードショッピング枠の「現金化」は厳禁です!
◇相談事例
SNSで知り合った人から暗号資産投資を勧められた。「お金がない」と断ると、クレジットカードのショッピング枠の現金化を指南された。現金化をうたう業者のサイトを紹介され申し込むと、高額な手数料を引かれた金額の振り込みを受けた。そのお金で投資し、利益が出ているようだったが、なぜか出金不能になり債務だけ残ってしまった。

◇アドバイス
・クレジットカード会社は、換金を目的とするクレジットカードの利用を認めていません。このことは、カード会社とカード会員との約束事である会員規約に記載されています。規約に違反すると、残金の一括請求、カードの利用停止、カードの強制退会などのペナルティを受けることにもなります。
・クレジットカードのショッピング枠を現金化しても、利用した代金はカード会社に支払わなければなりません。その場でいくらかの現金を手に入れたとしても一時的にしのげるだけで、結局は自分の債務を増やすことになります。
・クレジットカードのショッピング枠を、現金化する業者に提供したカード番号や個人情報などが悪用されてしまうことがあります。
・利用者本人が犯罪に問われることやトラブルに巻き込まれることもあります。
※(一社)日本クレジット協会も注意喚起しています。クレジットカードショッピング枠の「現金化」は絶対に行わないでください。

◇市消費生活相談(予約不要)
平日…午前9時半〜正午・午後1時〜4時半
市消費生活センター(市役所新館4階)
【電話】580-1968

◇消費者庁消費者ホットライン
土・日曜日、祝日…午前10時〜午後4時
【電話】188(局番なし)

問い合わせ先:生活安全課
【電話】580-1897