くらし 私のたざいふ

大宰府史跡解説員
杢尾(もくお)幹雄(みきお)さん

大宰府は1300年ほど昔の古代都市です。ここを守るために造られたのが筑紫平野を堰切って造った1200mの長さの土塁が水城で、その翌年に造られたのが政庁の背後の高さ400m、長さ8kmの土塁で囲まれたのが古代山城の大野城(四王寺山)で、政庁の正面、南の方、遠くに見える大野城と同じぐらいの高さの山が5kmの土塁で囲まれた基肄城です。
私は大宰府史跡解説員ですが高齢になりましたので政庁横の大宰府展示館でこれらの歴史遺構を見学に来られる来訪者(国内だけでなく台湾、中国、東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパなど)に大宰府の説明をしております。
見学の方は大変驚いて、有名な大宰府を身近に見聞することが出来て喜んで帰られます。
こんな見学者の様子を見ていると太宰府の市民であることを誇りに思いますし、楽しいです。これが「私のだざいふ」です。