くらし 特集 令和7年度 施政方針 更なるまちの飛躍へ 2Focus 8KeyWord(2)

◆KeyWord3 市内で活動する子ども食堂への補助
◇運営・開設費を補助し、子どもの居場所を充実
・子ども食堂への補助
市では、子どもの居場所作りのため、子ども食堂を運営する団体に対して、運営経費の一部を補助する支援制度を新たに開始します。具体的には、運営費として一回あたり五千円(年間最大六万円)、さらに新規開設や施設拡充にかかる費用として最大十万円を補助します。対象となる経費は、食材費、消耗品費、光熱費、会場使用料、広告費などです。
この制度を活用し、子どもたちが安心して気軽に立ち寄ることができる居場所を充実させることで、地域の子どもたちへの支援体制を強化していきます。子どもたちが地域とつながりながら、健やかに育つ環境を整えるため、引き続き支援を進めていきます。

◆KeyWord4 新婚世帯・子育て世帯への手厚い支援
◇県下最大級の補助金で、新たな住民をまちへ呼び込む
・定住促進のための住宅取得補助金
市への定住を促進するため、新たに住宅取得補助金制度を創設しました。これは、市内に住宅を取得し、永住することを目的とした人を対象に、最大三百万円の補助を行う制度です。特に若年層や子育て世帯にとって、住宅購入の負担は大きいため、この制度を活用することで、より多くの人に本市への移住・定住を検討していただけるよう広く周知します。
また、これまで実施していた新婚・子育て世帯向けの家賃補助制度についても、対象年齢を引き上げ、より多くの世帯が利用できるよう制度を拡充しました。住みやすい環境づくりを進め、定住促進に取り組んでいきます。

◆KeyWord5 地元商店を応援し、消費を促進
◇プレミアム率30%の商品券を増刷
・地域で使えるお得な商品券
地域経済の活性化と市民の生活支援を目的として、プレミアム率三十パーセントの商品券を発行します。一万円の商品券を購入した場合、一万三千円分の商品券として利用ができるもので、市内の一部商店・事業所で利用できます。例年注目度が高いことから、本年度は、昨年度より発行枚数を五千枚増やした二万枚を発行する予定です。
発行するのは紙の商品券とデジタル商品券の二種類で、デジタル商品券は地域のキャッシュレス化を進めるとともに、小規模事業者のデジタル化を支援する目的もあります。この商品券を活用し、持続的な地域経済の活性化に取り組んでいきます。

◆KeyWord6 自転車を活用した観光地域づくり
◇サイクリングを通して新しい観光資源の価値を見出す
・サイクルツーリズム推進事業
コロナ禍以降、自転車で観光を行う「サイクルツーリズム」が、国内外で注目されています。
市では、この新たな観光需要を取り込み、市内観光の魅力を高めるために「サイクルツーリズム推進事業」を開始します。
具体的には、宿泊施設や観光施設にサイクルスタンドや貸出用自転車、自転車用工具などを設置するための補助を行います。また、宿泊施設内外に自転車を安全に保管できる施錠スペースの整備を支援し、サイクリストが快適に滞在できる環境を整えます。
そして、インバウンドによる地域経済の活性化、既存観光地以外での地域観光資源の発掘にも積極的に力を入れていきます。