くらし まちかどウォッチング

地域のイベントや話題となった出来事などを写真付きで紹介するコーナーです
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■地域を知り、交流を深める学習会
小学生が環境学習会に参加
生物の特性やダムの役割を子どもたちに学んでもらおうと、水資源機構が主催した環境学習会が開催されました。
5月28日には、小石原川ダムで秋月小学校の4年生を対象に開催。ダム上流のビオトープでの自然観察ウォークや植樹、小石原川に生息する魚類の学習などを行った後、鮎の放流を行いました。6月13日には、たかき清流館で三奈木小学校の5年生を対象に開催。今年で3回目となる今回は、寺内ダムの見学、佐田川に生息する魚類の学習、佐田川へヤマメの放流、地域交流のためのカレー作りを行いました。どちらも朝倉市の豊かな水資源に触れる貴重な学習会になりました。

■先人たちの想いを乗せて
朝倉の夏の風物詩三連水車
6月17日、山田堰通水式が行われ、現存する日本最古の実働揚水車で国指定史跡である三連水車群が回り始めました。約230年前に作られた三連水車は、今年が五年に一度の更新の年。ひしゃくなどが新調されました。
三連水車には、地元の幼稚園児や小学生、観光客などたくさんの人が訪れていました。上流の水神社で神事が行われ、山田堰の水門が開かれると、筑後川の水が堀川用水路へ。徐々に水位が上昇し、約20分後に水車はゆっくりと動き出しました。園児たちは、手作りの旗やうちわなどをあおぎながら「がんばれ!がんばれ!」と水車を応援。水車は10月ごろまで稼働し、朝倉の農地を潤します。

■文化はいつも本のそばから「FUK BOOK」開催
地域の書店のこれからを語り合う
6月8日、ナガノインテリアでFUK BOOKが開催されました。これは身近な文化拠点である「まちの本屋さん」の一助にと、ナガノートデパートメント実行委員会が企画。読書文化を支える福岡県内の書店が集結しました。「地域とともに生きる書店」をテーマに座談会も開催。会場には多くの人が訪れ、「本屋があるまち」の価値があらためて見つめ直されました。

■キリンビール福岡工場と朝倉警察署が連携
朝倉東高校で飲酒運転根絶授業
夏の交通安全県民運動期間中の7月17日、朝倉東高校で、全校生徒480人に向けての飲酒運転根絶授業が行われました。福岡県では、福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例により飲酒運転撲滅活動の教育が義務付けられています。授業を受けた生徒は「飲酒運転の危険性を改めて理解できた」と話し、飲酒運転根絶の意識が高まりました。

■平成29年7月九州北部豪雨から8年
あの日を忘れない
記録的豪雨が朝倉を襲った平成29年7月5日から8年。市内ではさまざまな追悼行事が行われました。7月5日10時、市内では追悼のサイレンが鳴り響き、市民が黙とうをささげました。同日、東林田区で「追悼の集い」や(一社)Campによる追悼行事が行われ、災害の記憶を風化させまいと紙灯籠に火がともされました。
7月6日には、松末地区で追悼式が行われました。旧松末小を改修し地域の交流拠点として生まれ変わった松末コミュニティセンターには、地域住民など約120人が参列。一人一人白菊を献花し、静かに手を合わせました。訪れた参列者は「災害を風化させず毎年追悼式を行っていただいていることに感謝したい」と話し、8年前のことを思い返していました。

■約300年の伝統を誇る甘木祇園山笠
山笠が甘木のまちに活気を
甘木祇園山笠神事は、7月1日の「お汐井(しおい)とり」に始まり、13日の「子ども樽神輿(たるみこし)」が町中を練り歩き、15日には「舁(か)き山笠」が町中を威勢良く引きまわります。元々は、江戸時代、疫病が流行したときに、神輿を造り御神体を遷(うつ)して町中を練りまわしたことが始まりといわれています。15日の「舁き山笠」では、西流れ・東流れの2つに分かれてスタート。駆けまわる山笠の勇壮さ、響きわたる参加者たちの力強い掛け声が、甘木のまちに活気を与えていました。

■江川ダム管理開始から今年で50年
水源地に感謝 江川水源祭開催
6月7日、江川ダムで江川水源祭が行われました。祭典では林市長のあいさつ後、清酒注ぎの式が行われ、豊かな水に恵まれるよう祈りが捧げられました。また、ダムで移転した5つの集落の暮らしを紹介する写真も展示。来場者は、かつての江川谷の風景や人々の生活に思いを馳せ、豊かな水を供給する水源地への感謝の気持ちを改めて共有しました。