くらし 地域できずく 人の輪

継続している祭り、復活・再開した祭り、新設した催しなど、人と人をつなげる行事が地域で行われています。子どもたちが過ごした夏休みを中心に振り返ってみました。

■子どもみこしが復活
8月23日に牟田自治区でよど祭りが開催されました。
今年は、コロナ禍で一時中断していた子どもみこしが再開。子どもたちは事前に手作りの絵を神輿(みこし)に貼って飾り付け、当日は、早朝から「わっしょい」の掛け声とともに牟田区内を歩き回りました。
「子どもみこしを初めて体験する子どもたちを応援しようと、地域の皆さんが『頑張って!』と声を掛けたり、休憩所ではスイカやかき氷などの提供をしてくださいました。子どもたちの姿は地域の皆さんにも元気を与えてくれますね。」と井手公民館長は嬉しそうに話していました。
夕方には公民館で、多世代参加のゲームや、参加者全員で踊る大木音頭など、区民の皆さんがひとつとなる楽しい時間を過ごしていました。

■地域食堂で楽しい時間を
笹渕自治区では、7月31日に地域食堂が開催されました。
笹渕女性の会が初めて開催したもので、この日のメニューは、カレー、サラダ、漬物とフルーツ白玉。子どもから高齢者まで22名が集まって、一緒に食事を楽しみました。この後、大人が見守る中で、子どもたちは紙ヒコーキやスイカ割りを楽しみました。
「普段なかなか話す機会がない地域の大人と子どもたちが、笑顔で一緒に食事をし交流を深めることができてよかったです」と女性の会の皆さんが嬉しそうに話していました。

■夏の思い出。子どもたちに残したい
8月16日に奥牟田西区立野の天満宮よど祭りが開催されました。
この天満神社新しくなって初めてのよど祭り。「小学1年生の頃に上級生から祭りの準備を教えてもらいました。祭りは私にとって貴重な夏の思い出であり、それを自分の子どもたちにも伝えたい」とお世話をしている松永和明(まつながかずあき)さん。
松永さんは、地元の皆さんの協力のもと、よど祭りを復活されました。当日は、地元の小学生だけでなく、近隣の地区の小学生も集まって大人の見守る中で花火を楽しみ、夏の思い出作りをしました。

■人をつなげる、子どもを育てる『大莞まつり』
8月23日に開催された「第33回ふるさと大莞まつり」では、早朝から大莞校区の子どもたちが担ぐ神輿(みこし)が校区内を回り、祭りのPRをする子どもたちの元気な声が響き渡りました。
夕方からは大莞小の運動場を会場に、20団体の出店と約2千人の来場者が集まる中、司会は大莞校区の中学生が行い、小学生による環境クイズやダンスの披露など、大莞校区の皆さんが主役の催しで盛り上がりました。
祭りの実行委員からは「祭りには、人をつなげるとともに子どもたちを育てる大切な役割がありますね」との声が聞かれました。

■多世代のラジオ体操~「顔見知りの関係」づくり~
八町牟田下自治区では、7月22日から3日間、ラジオ体操を開催。子どもから高齢者までだれでも参加でき、健康づくりだけでなく、区内に住む皆さんが顔見知りの関係を築ける機会にしようと開催されているものです。
早朝から約60人の参加がある中でラジオ体操が行われました。参加した人からは「ラジオ体操はみんなが知っているため、誰でも気軽に参加できます。初めて会う人でも『おはようございます』のあいさつで顔見知りの関係になるいい機会ですね」との声が聞かれました。

問合せ:地域づくり課
【電話】0944-32-1047