- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県広川町
- 広報紙名 : 広報ひろかわ (令和7年2月1日号)
このページでは、令和5年7月10日の豪雨災害で甚大な被害を受けた広川町に、企業版ふるさと納税で寄付いただいた事業所を紹介します。
■(株)ロキテクノ
●固有のろ過技術で国内シェアナンバー1 大人が大好きなあの商品にも活用
あらゆる分野で活用されている、ろ過技術。「ろ過」という言葉にピンとこない人も「フィルター」という言葉に変換するとイメージがつきやすいかもしれません。身近なものでは、コーヒーやお茶などの飲料のほか、スマートフォンやテレビ、化粧品、洗剤、医薬品など、数えたらきりがないほどさまざまな製品の製造に活用されています。
ろ過技術を活かしたサービスを提供する(株)ロキテクノは、昭和53年に日本濾器(ろき)(株)として富山県で創立しました。昭和56年、ビデオテープを作る際に欠かせない「磁気塗料用フィルターカートリッジ」の開発に成功し、海外からも高い評価を受けます。この開発が会社発展の契機となり、事業所や工場を増設。広川町日吉にある九州事業所は、平成2年に八女工場として設立されました。現在では、海外にも生産拠点を有しています。
最大の強みは、「分級ろ過」という固有技術です。通常のろ過は、決まったサイズの粒子をすべて取り除くのに対し、分級ろ過は、不要なものだけを取り除き、必要なものを残すことができます。この技術は、生ビールの製造でも活用されており、美味しいビールが飲めるのも、この分級ろ過のおかげなのです。
●野球で地域を活性化!社会貢献活動にかける企業の想いとは?
□福岡ソフトバンクホークスに所属していたあの選手も!?
(株)ロキテクノには、社会人野球チーム「ロキテクノ富山」があります。平成24年に設立され、創業の地である富山県を拠点に、日本一を目指して活動中です。
令和4年に、「社会人野球版甲子園」とも言われる、都市対抗野球大会に出場し、令和5年には、初のプロ野球選手を輩出しています。福岡ソフトバンクホークスなどで捕手を務めた細川亨さんや、中日ドラゴンズなどで剛速球投手として活躍した与田剛さんが在籍していました。
福岡ソフトバンクホークスや横浜DeNAベイスターズへの協賛にも力を入れており、社会貢献活動の一環として、スポーツを通じた地域活性化に取り組んでいます。
□社会貢献活動にかける、ロキテクノの熱い想い
(株)ロキテクノが行う社会貢献活動の一つに「途上国の学校に明かりを灯すプロジェクト」への支援があります。これは、電気のない環境で勉強している海外の子どもたちのため、小学校に太陽光パネルと電球を設置するものです。自社工場の屋根を太陽光パネルの設置場所として貸し出し、その賃料を原資とすることで支援を実現しています。
「ひとりでも多くの子どもたちが、より良い環境で勉強できるように」という想いから、社会貢献活動に取り組んでいます。
□100年企業を目指して
令和6年現在で創業46年目を迎える(株)ロキテクノ。「より良い社会にしたい」という想いのもと、100年続く企業を目指し、精密なフィルターの開発・生産に取り組んでいます。
●企業情報
九州事業所:広川町大字日吉548-24
本社所在地:東京都品川区南大井6-20-12
●企業版ふるさと納税とは?
国が認定した自治体の地方創生プロジェクトに企業が寄付すると、税負担が軽減される制度です。損金算入(寄付額の約3割)と税額控除(寄付額の最大6割)を併せると、最大で寄付額の約9割が軽減され、実質的負担が約1割になります。
広川町では、協力企業を随時募集しています。詳細は、企画課企画係(【電話】0943-32-1196)へお問い合わせください。
□こんなメリットがあります!
POINT1…通常の寄付と比べ、法人関係税の控除が3倍に
POINT2…地方創生に貢献する企業として、公表・PRできる
POINT3…企業理念の達成SDGsの達成