- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県香春町
- 広報紙名 : 広報かわら 令和7年9月号
■鶴岡八幡神社で10月に流鏑馬
▽伝統継承へ新組織
鶴岡八幡神社(中津原)の伝統行事「流鏑馬(やぶさめ)」が10月5日、2年ぶりに復活します。5月に発足した「鎮西鶴岡流鏑馬保存会(ちんぜいつるおかやぶさめほぞんかい)」(牧有(まきたもつ)会長)は「持続的な行事にしていきたい。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけています。
同神社の流鏑馬は、仁平3年(1153年)の創建当初に始まった伝統行事です。戦後に40年ほど途絶えましたが、平成12年(2000年)の「850年祭」を機に復活。令和2~4年はコロナ禍で中止され、令和5年に再開されたものの、翌6年は当時の鶴岡八幡神社流鏑馬保存会の高齢化もあって開催が見送られました。
牧さんは今年5月、会長のバトンを託されました。「神社だけでなく地域の行事に」という思いから会の名称を改め、新たな仲間も募り、会員は27人と大幅に増えました。以前から活動しているメンバーの助言を受けながら、仕事終わりや休日に集まって準備を進めています。
流鏑馬の奉納は、地域住民からの奉賛金で運営。今年は馬場の修繕などに充てるため、初めてウェブで寄付を募るクラウドファンディングにも挑戦しました。
10月5日は13時から祭典、14時頃から流鏑馬の奉納が開始される予定。保存会は観覧のほか、運営への協力も募っています。牧さんは「いつも奉賛金へご協力いただき、深く感謝いたします。古式ゆかしい行事を次代に伝えていくため、幅広く参加してほしいです」と話しています。
※当日の駐車場は香春町総合運動公園をご利用ください。
問合せ:鎮西鶴岡流鏑馬保存会
【電話】090-3600-0993(広報担当・井上(いのうえ)さん)
■防災を楽しく学ぶ!勾金コミュ協が初開催
防災への意識を高めてもらおうと、「防災をたのしくまなぼう!!」と題したイベントが7月6日、フレッシュワークかわらで開かれました。
今年発足した勾金地域コミュニティ協議会(愛称:まがりかねっ人コミュニティ)が初開催し、町民50人以上が参加しました。消防団員と共に、自分たちが住む地域のハザードマップを確認したり、AEDの使い方の講習を受けたりして、もしもの時の支援や行動を学びました。
なかなか口にする機会がない「防災食」の試食会もあり、「意外とおいしい」という声も聞かれました。
■「お米」で地域の未来に貢献
▽東洋ライス(株)と包括連携協定
町は7月8日、米穀メーカー・東洋ライス(株)(和歌山市)と包括連携協定を結びました。同社によると、同様の協定締結は福岡県で初めて。香春産米「夢つくし」を活用し、農業の活性化や健康増進、食育の推進などによる地域社会の課題解決と発展を目指します。
令和8年1月からは、妊娠応援プロジェクトの一環で、母子手帳の交付から1歳までの子育て世帯に、毎月5キログラムの「金芽米(きんめまい)」を贈呈する予定です。
同社の関博行(せきひろゆき)常務執行役員(写真左)は締結式で、「今回の協定をきっかけに、町内外への広がりにも期待したい」と話しました。
■「子どもたちに役立てて」
▽町への寄付に感謝状
企業版ふるさと納税制度を活用した町への寄付に対する感謝状贈呈式が7月22日、町役場で行われました。(株)玉置(飯塚市)の玉置一貴(たまおきかずたか)代表取締役(写真中央)に、町長が感謝状を贈りました。
同社は、飯塚市を中心に文房具店を展開。玉置代表取締役は「子どもたちのためにお役立てください」と話しました。
町長は「『子育て支援施設整備事業』に活用します。誠にありがとうございました」と述べました。
■「中津原みらいサミット」9月15日に最終回
中津原地域で新たなコミュニティ協議会の設立を目指す住民組織「中津原地域運営組織設立準備会」は9月15日(月・祝)13時、地域づくり計画について話し合うワークショップ「第3回中津原みらいサミット」を、中津原集学校の図書室で開きます。
同サミットは昨年12月から開いており、最終回となる今回の意見を集約し、計画をまとめる予定。成﨑哲央(なりさきのりお)会長は「新たな中津原をみんなでつくる活動のスタートです。楽しく新たな地域づくりに、ぜひご参加ください」と呼びかけています。
問合せ:まちづくり課
【電話】32-8408
■「地域の通信環境の整備へ」物品の寄付に感謝
町へのネットワーク機材の寄付に対する感謝状贈呈式が7月7日、町役場で行われました。ネットギアジャパン合同会社(東京)の大仁田良平(おおにたりょうへい)代表が出席し、町長が「誠にありがとうございました」と感謝状を手渡しました。
寄付された機材は、中津原集学校と、勾金地域コミュニティ協議会の活動拠点(整備予定)で、通信環境の整備へ、大切に活用します。