くらし [お知らせワイド版]「民生委員・児童委員」になりませんか?

■地域の身近な相談相手
地域のつながりが薄れる中、周囲に相談できず悩みを抱えたまま孤立してしまうかたが増えています。そこで、地域の身近な相談相手として、必要な助言などを行うのが「民生委員・児童委員」です。それぞれの地域で、住民からのさまざまな生活上の困りごとや心配ごとに関する相談に乗り、相談内容に応じた、関係機関への支援やサービスにつなぐ「つなぎ役」としての役割を担っています。
5月12日(月)は「民生委員・児童委員の日」で、5月18日(日)までが「活動強化週間」です。

◆主な活動
1.訪問活動
定期的に担当区域に住む高齢者などの自宅を訪ね、安全安心に生活できているか確認します。困りごとの相談を受け、必要な情報を提供します。

2.お遊び教室
公民館やふれあいセンターなどで、乳幼児を持つ親子のふれあい遊びや保護者同士の交流ができる「お遊び教室」を開催しています。

3.定例会
地区ごとの民生委員児童委員協議会では、毎月「定例会」を行い、情報共有をします。困難な事例は仲間と協力しあって取り組みます。

◆こんな声が届いています
ふれあいセンターの「お遊び教室」にこどもと参加しています。手作りおもちゃの講座があるときなど、民生委員のかたがこどもを見てくださるので、私も安心して楽しめます。

民生委員のかたから声をかけていただき、「ひとり暮らし高齢者食事会」に参加しています。大勢での食事や余興を楽しんだり、知人と会えたりするので毎回楽しみにしています。

視力が落ち、耳も聞こえにくいのですが、訪問に来てくださる民生委員のかたが、行政への手続きをお手伝いしてくれて助かりました。いつもいろいろな相談を聞いてくれます。

◆民生委員・児童委員のやりがい
地区の「民生委員児童委員協議会」で会長を務めるかたにお話を伺いました。

▽戸町地区 会長 井口氏
・感謝の言葉が活力に
不安なかたや困っているかたに寄り添って、少しでも安心してもらえればという思いで活動しています。最上級の喜びと生きがいを感じるのは、地域の皆さんから「ありがとう!」と笑顔が返ってきたときです。逆にパワーをもらっていると感じます。お気軽にお声掛けください。

▽上長崎地区 会長 浦川氏
・地域を見守る「つなぎ役」です
民生委員・児童委員は、関係機関へのつなぎ役であることが大切だと思っています。先日、自治会長から困りごとを抱えている住民がいると聞き、訪問しました。お話を伺い、相談先を提案しました。後日、そのかたから明るい声で「解決しました」との報告を受け、安堵するとともにやりがいを感じました。

◆よくある質問
Q どんな人がなっていますか?
A 市民で福祉活動やボランティア活動に理解があるなどの要件を満たす人が、地域から推薦され、国の委嘱を受けて活動しています。資格や専門知識は必要ありません。

Q ひとりで活動しますか?
A それぞれ担当区域を受け持ちますが、地区ごとの「民生委員児童委員協議会」に所属し、たくさんの仲間と協力しながら活動しています。ひとりではありませんよ。

Q 地域の民生委員・児童委員を知りたいです。
A 福祉総務課か、市民生委員児童委員協議会(【電話】825-7083)へお尋ねください。

Q 任期はありますか?
A 任期は3年で、再任も可能です。ただし、任期途中で交代した場合は、前任者の残任期間が任期となります。3年に一度、全国で一斉改選が行われ、次の一斉改選は今年の12月1日です。

Q 仕事をしながら活動はできますか?
A できます。仕事や子育てをしながら活動しているかたも多くいます。

Q 報酬はありますか?
A 報酬はありませんが、活動に必要な交通費・通信費などの費用は支給されます。

民生委員・児童委員になりたいなど興味があるかたは福祉総務課へご連絡ください。

問合せ:福祉総務課
【電話】829-1161