- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県大村市
- 広報紙名 : 広報おおむら 2025年7月号(No.1551)
◆テレビや新聞では教えてくれない 健康のために今日からできること
くしま内科クリニック 院長 谷口 広明先生
考えてみれば当たり前のことですが、全ての病気には原因があります。生活習慣病、アレルギー、自律神経失調症など慢性的な病気の原因は、遺伝(体質)や食生活だけではなく、化学物質、電磁波、精神的ストレスといった環境要因や内的な問題も大きく影響している可能性があることも、近年の研究で報告されています。
今回は、テレビや新聞では教えてくれない、健康のために今日からできることを3つお伝えします。
(1)就寝中はWiFiルーターのスイッチをOFFにする
スマホやパソコンなどの無線通信には欠かせない人工的な電磁波である高周波は、脳や体に悪影響を与えることが報告されています。現代社会には欠かせない通信機器ですが、夜間就寝時は脳や体を休めて細胞を修復させる時間帯ですので、せめてこの時間だけでもWiFiルーターのスイッチを切り、枕元にスマホを目覚まし代わりに置かないようにしてみると、それだけで体の調子が変わる人がいます。
(2)合成界面活性剤を含む日用品の使用を減らす
私たちの生活の中にはさまざまな化学物質が潜んでいますが、洗剤・柔軟剤・歯磨き粉・シャンプーなどの日用品には、合成界面活性剤といわれる化学物質が使用されているものが多いです。
科学的には、皮膚・腸・肺を守る上皮バリアを破壊し、免疫細胞に悪影響を与える可能性が報告されているため、特にアレルギーをお持ちの患者さんではこれらを減らすことをおすすめします。純石けん成分の製品がおすすめです。
(3)ホ・オポノポノを唱える
過去の不快感情や現在・未来の不安や心配といったネガティブな感情は、脳の扁桃体や視床下部を介して、免疫系、自律神経系、ホルモン系といった健康を維持するためのシステムに悪影響を与えることが分かっています。
ホ・オポノポノはイハレアカラ・ヒューレン博士という医師が提唱した、「ありがとう・愛しているよ・ごめんね・許してね」という4つの言葉を唱えるだけで精神的なストレスが軽減するというメソッドです。ぜひ実践してみてください。