くらし あんにょん!韓国語

このコーナーでは毎月、生活に使える韓国語のフレーズをテーマに沿って紹介していますが、今月は韓国の文化をコラム形式で紹介します。

対馬市国際交流員
金 秀珉(キム スミン)

■韓国選挙の特徴
みなさん、アンニョンハセヨ!今日は先月に続いて韓国選挙の特徴「選挙ソング」についてお話したいと思います。
韓国選挙といえば「選挙ソング」です。選挙ソングは耳に残りやすい音楽や流行りの曲に候補者の名前と記号を入れて替え歌にした曲のことで、有権者にイメージを残せる選挙戦略の一つの手段です。
このような選挙ソングは1995年選挙法が改正されて街宣車などから拡声器を使って音楽を流すことが可能になってから本格的に使われるようになりました。その後、1997年第15代大統領選挙の際使われた曲が大ヒットし、候補者のイメージアップにつなげるなどで選挙ソングは必要不可欠な存在になりました。
この選挙ソングの使用にはお金が必要で、選挙の種類によって金額が違いますが、大統領選挙の場合一曲あたり200万ウォンで、製作費などを加えたら金額はさらに高くなります。
また、曲を使うためには事前に申し込みする必要があります。ちなみに今回の選挙のために、ある候補者は12曲も使いました。
もちろん街頭演説や討論も行われますが、街宣車でインパクトのある曲を流すことにより記憶に残ることもあります。
このような韓国の選挙は音楽と簡単な振り付けで明るくて楽しい雰囲気で執り行われています!