- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県五島市
- 広報紙名 : 広報ごとう 2025年5月号
■「未来を創る」
新しい年度が始まりました。
五島市は、令和7年度を初年度とする5年間の『第3期五島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略』(以下、総合戦略)がはじまります。
創造する未来海と共に輝く宝“しま”
総合戦略で示した五島市が目指していく理想像です。30歳未満の若手職員が「豊富な資源と美しい景観のある海のように五島市も輝いてほしい」という思いを込めました。
新たな基本目標として、
(1)雇用を生み出し、稼ぐ“しま”をつくる
(2)世界中から訪れる、癒しの“しま”をつくる
(3)安全・安心な、魅力ある“しま”をつくる
(4)人を育て、輝く、学びの“しま”をつくる
の4つを掲げ、農林業振興・結婚・出産・子育て支援などを含む14の戦略プロジェクトをつくりました。
令和7年度予算は、総合戦略を着実に実現するため、基本目標ごとに「…を護り、…を創る」という9つの具体的な施策があります。
例えば、基本目標(1)の具体的な施策の一つは「生産基盤を護り、もうかる農林水産業の仕組みを創る」です。有機農業産地づくり推進事業、五島牛肥育振興推進事業、畑地帯総合整備事業、藻場回復推進事業などに、計1億2,690万円を計上しました。
さらに、ふるさと納税を活用した総合戦略推進枠を新たに設けました。「女性就業支援事業」や「脱炭素先行地域構築支援事業」「子ども向け遊具設置イベント開催」など、総額1億2,814万円のふるさと納税を使わせていただきます。皆さまにお約束した、有人国境離島法の充実や長寿への対応、新たな雇用の創出なども予算に盛り込みました。これまで多くの方の手を握り、約束したことです。
総合戦略と令和7年度予算には「市民の生活を護り、未来を創る」「2060年の人口2万人を確保する」ための強い決意を込めさせていただきました。
五島で暮らすお年寄り、若者、子どもに『五島に生まれてきて良かった』と、故郷を離れて暮らす方には『五島でまた暮らしたい』と思っていただける街を創ってまいります。