- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県五島市
- 広報紙名 : 広報ごとう 2025年5月号
■東京・福岡事務所インタビューコラム~東京編~Vol.117
▽平田美保(ひらたみほ)さん
福江出身 編集者
▽平田さんの経歴
緑丘小、福江中、五島高校と18歳まで五島で過ごす。その後、大学進学のため上京。高校時代から夢だった出版社に入社し、編集者として働くもその世界から離れ、神学の修学や、東日本大震災で被災した子どもの支援団体に10年ほど携わる。その後、思わぬきっかけから出版社で地域情報の会員誌や自費出版を担当。契約終了後、その時にタッグを組んでいたデザイナーの同僚と共に株式会社ハレル舎を立ち上げる。共創出版という関わる全ての人を当事者としてチーム制作するスタイルを模索中。
▽五島での思い出
5月ごろに新芽の香りに包まれながら友人と自転車で走っていたことを思い出します。
海水浴の夏もいいですが、菜の花の時期や太陽が緑を生き生きとさせる風景も大好きです。今は無くなりましたが、小学生の頃、魚津ヶ崎あたりから船で渡って、寺小島という場所の海水プールに行くのが夏休みの楽しみでした。また実家の裏庭から見える満点の星空など思い返すと、自然が生活のいたるところで味わえていたのだとありがたく感じます。
▽郷土への思い
上京したての頃、五島出身と答えると、「キリシタンの歴史があるところね」と知っている方は少数で、ほとんどの方が五島を知りませんでした。最近は、行きたい場所!と答えてくれる人が増えてきていて変化が嬉しいです。離れてしばらく経ちますが、自分のルーツは五島にあるのだと感じています。アーティストの作品などもいつか出版できたらとこっそり願っています。
問合せ:五島市東京事務所
【電話】03・3239・0812