くらし 市長コラム「五島を護(まも)る!」

■「災害」
4月7日に松山町で発生した山林火災では、924世帯1,534人に避難指示を出すなど、多くの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしました。
五島市消防署や消防団の皆さま、昭和51年4月の『県広域消防相互応援協定』に基づき派遣された長崎市、佐世保市、県央地域、新上五島町の消防本部の皆さま、五島警察署の皆さまなどから消火に向けたご協力をいただきました。
また、五島市では長崎県を通じ、自衛隊へ災害派遣要請を行い、陸上自衛隊西部方面隊のヘリコプターが、県防災ヘリコプターとともに消火にあたっていただきました。
多くの方のご協力により、負傷者や建物への被害も無く鎮火することができました。心より感謝申し上げます。
五島市では、災害に対応するため、防災関係機関などとの連携強化や、即応体制を確立することを目的に、長崎県と防災訓練を行っています。先日も、自衛隊や携帯電話事業者などとともに長崎県総合防災訓練に参加し、災害に備えています。
一方で避難指示などの情報発信の在り方について、課題が浮き彫りとなりました。今後、検証を行い、対応を考えてまいります。

しかし、一番肝心なのは火事を起こさないことです。野焼きは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で原則禁止です。正月のしめ縄や門松などを焚く行事などは例外となりますが、消防署への事前届け出が必要です。いずれにしろ、火の取扱には細心の注意を払ってください。

五島市は、これから本格的な台風シーズンに入ります。
市民の皆さまの安全・安心を護るため、避難指示などの情報発信の在り方の検証や、関係機関との連携強化などに努めてまいります。