- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県雲仙市
- 広報紙名 : 広報うんぜん 令和7年8月号
「地域包括ケアシステム」の取り組みを進めるためには、より多くの人が知り、関わりを持っていただくことが重要となります。
今月は、「地域包括ケアシステム」が必要とされる背景~その1~についてお伝えします。
■後期高齢者が増え、社会保障費が急増
一般的に75歳以上の後期高齢者は、医療や介護が必要な状態になりやすいと言われています。2025年時点の雲仙市における後期高齢者人口は8,057人(雲仙市人口の19.9%)となっており、2040年には、8,894人(雲仙市人口の28%)※となる見込みです。
そのため、市では保健センター自治会公民館など身近な場所での介護予防の取り組みを増やし、健康で自分らしく過ごせる期間を少しでも長くできるよう努めているところです。
今後はさらに高齢化が進むため、高齢者も担い手として社会参加し、生きがいを持つことのできる仕組みづくりが必要とされています。
(※2025年は実測値、2040年は社人研による推計値)
○雲仙市の年齢区分別人口
■認知症になる人が増加
人生100年時代と言われるほど長寿の人が増えてきました。認知症の最大の要因が加齢のため、高齢化が進むと認知症の高齢者も増えていき、2040年には日本全体で、584万人(65歳以上人口の14.9%)※となる見込みです。そのため、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと、認知症に対する理解を深めるとともに、安否確認や見守りなど地域全体で支える仕組みづくりが必要となっています。
※「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」より引用
来月は、「地域包括ケアシステム」が必要とされる背景~その2~についてお伝えします。
問合せ:福祉支援課
【電話】0957-47-7784