- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県新上五島町
- 広報紙名 : 広報しんかみごとう 令和7年4月号
医療コンテナとは、海上輸送用のコンテナを改造したもので、中に医療機器を設置した状態でトラックに乗せ輸送し、災害等により被災した現地等ですぐに医療サービスを提供できるようになっています。しかし、大規模な災害は頻繁に発生することはないので、医療コンテナの平時活用方法について模索しているところです。
そこで一般社団法人医療コンテナ推進協議会(通称MMCPC)は、医療資源が乏しい離島や過疎地での巡回検診や診療に活用できないかを実証するために上五島にやってきました。これまで据え置き型医療コンテナで2度行った実証で、十分に機能を発揮することが確かめられ、能登半島地震でも11か所に40基のコンテナを展開し、上五島での実証結果が反映されました。
今年は移動型の医療コンテナを用いて島内を巡回し、検診や診療についての実証を6月下旬に行う予定です。本町としても、高齢化や人口減少が進んでいる中、住み慣れた地域で町民の皆さんが検診や診療を受けることができるような地域医療体制の構築について、この医療コンテナの実証を通じて考えることができたらとMMCPCに協力させていただくことになりました。
詳細は広報5月号でお知らせします。
問合せ:健康保険課健康増進班
【電話】53-1163