子育て 〈特集 〉教育×ICT GIGAスクール構想 5つの取り組みで教育現場の情報化を推進(2)

((1)の続き)

◆取り組み(3) AIドリル eライブラリの導入
学習支援ソフトとして、中学校ではすでに導入していたAIドリル「eライブラリ」を今年度から小学校にも導入しました。学校では、授業での活用、宿題での活用、自主学習での活用など、子どもたちの学習内容の定着のために積極的に活用しています。

◇ここが便利
・問題配信が簡単にできる
・学年を問わずさまざまな問題に挑戦できる
・丸付けや採点が自動でできる
・子どもたちの学習状況が把握できる

◆取り組み(4) ペッパーくんの活用
本市は、令和5年度にソフトバンク株式会社と教育事業に関する連携協定を締結。9月と11月に市内の小中学校10校に人型ロボットPepper(ペッパー)(以下ペッパーくん)を貸し出し、子どもたちがプログラミング学習、あいさつ運動、ラジオ体操などでペッパーくんを体験しました。令和6年度からはペッパーくん2体を導入し、プログラミング教育をより楽しく、効果的に学び「プログラミング的思考」を育成するために、全小・中学校に年間2回ずつ配置し、計画的に活用しています。

◆取り組み(5) タブレット端末の持ち帰り学習の推進
県内45市町村の90%以上がタブレット端末の持ち帰り学習を行っています。そのうち20市町村が毎日、11市町村が週3日以上持ち帰っています。本市では、令和5年2月に「玉名市学校教育情報化推進計画」を策定し、タブレット端末の持ち帰り学習を推進しています。Wi-Fi(ワイファイ)環境がない家庭には、SIM(シム)カード付きモバイルルータを貸与しています。持ち帰りに当たっては、各学校で「市から貸与されたタブレット端末であること」「学習以外には使わないこと」を子どもたちに伝え、情報モラル教育も実施しています。

○家庭学習でも楽しく使っています
(鍋小学校5年生 吉村愛翔(よしむらあいと)さん)
タブレット端末を持ち帰って授業の予習や復習をすることで、授業での学びが深まります。家で分からないときにはコメントで先生に質問できるので安心です。タイピング練習やNHKの動画視聴など、学びたいことを自分のペースで学習することができるので楽しいです。

■玉名管内タブレット統一に向けて
玉名荒尾地域(2市4町)では、令和8年度から学習用タブレット端末を統一していく方針です。管内の先生に向けてアンケートを実施した結果、iPadOS(アイパッドオーエス)を導入することとなりました。授業支援ソフト、学習支援ソフト、校務支援ソフトなども、先生や子どもたちが安心して使えるよう統一する予定です。

■保護者の皆さまへ
家庭でタブレット端末を活用するためには、家庭にWiーFi環境が整っている必要があります。WiーFi環境が整っていない家庭は、子どもたちの学びの一層の充実のために、WiーFi環境の整備についてご検討いただきますようお願いします。

問い合わせ:教育総務課
【電話】75-1133