- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年1月号
本市の親善大使を務める植田明依さんが、11月12日(火)に東京都で開催された、第62回ミス・インターナショナル世界大会2024に出場し、4つの大陸別に各国の代表同士で選ぶ特別賞「ミス・アジアパシフィック」に選出されました。世界の舞台で活躍する植田さんに、コンテストにかけた思いと今後の挑戦について伺いました。
宇土市親善大使
ミス・インターナショナルアジアパシフィック2024
植田明依(うえだめい)さん
■目標だった世界への挑戦
「コンテストに挑戦して良かった。3年前、一歩踏み出した自分にありがとうと言いたい。」晴れやかな笑顔で話すのは、11月にミス・インターナショナル世界大会に出場し、ミス・アジアパシフィックを受賞した植田明依さん。3年前、ミス・クマモトに挑戦を決意したその時から、世界大会の舞台に立つこと、世界一位になることを目標に進んできた。「やっと、世界大会のステージに立てた。そして、ミス・アジアパシフィックという称号をいただいてホッとしている。」と安堵の表情を浮かべる。
同時に悔しい思いも…。「ベスト8に名前が呼ばれなかった時、これで終わったんだ。もうちょっとやりたかった。とステージ上で不思議な感覚になった。」と悔しさをにじませる。「今まで関わってきた人たちに、この人が代表で良かった。と思ってもらえるような結果を残したかった。」と負けず嫌いな一面を見せる。しかし、植田さんは前向きだ。「今となれば、1位に選ばれた人と選ばれなかった人の気持ち、両方を経験することができて良かった。」この経験を通じて一層輝きを増した植田さんの姿が、今後も多くの人々に勇気を与えるだろう。
■71か国が集う、世界が近く
大会期間中の2週間、世界71か国から各国の代表が日本に集まり、共に石川や新潟などで日本の文化や料理を体験した。各国の代表と過ごす中で、世界が近く感じたという。「戦争や自然災害に苦しむ、ウクライナやスペインなどの代表も参加していて、遠い国の話が隣にいる子の話になって、隣にいる子の大切な人達の話になった。ひとごとではあるが、隣に当事者がいる。そんな現実と一人一人が向き合ってそれぞれが思い合っていた。これが、国際平和なんだと感じた。」と誇らしげに話す。昨年のインタビューで「世界中の方々をおもてなしできるように英語の勉強に力を入れる。」と話していた植田さん。受賞したミス・アジアパシフィックは、代表同士の投票で決定する。アジアの中で一番良かったと評価されたことは、おもてなしができていた証だろう。
■やっぱり宇土市は素晴らしい
世界の舞台で戦ってきた、植田さん。今宇土市の子どもたちに伝えたいこととして、身近にあるものにもう少し目を向けてほしいと話す。「世界を見て思うのは、やっぱり宇土市は素晴らしい所だということ。自然も、人も食べ物も。子どもたちにも素晴らしい所に住んでいるという自覚を持って欲しい。」さらに自身の経験から、自分の心に本当にやりたいことが何なのか聞いてみてほしいと話す。「挑戦がうまくいってもいかなくても、良いことも悪いことも、より良い未来につながるために起っていること。臆せず本当にやりたいことに挑戦してみてほしい。」
■これまでの経験を次の挑戦へ
「これまで経験した私の挑戦をみなさんに共有すること。それを次の挑戦にしたい。」と植田さんは目を輝かせながら話す。「私は、学校教育が好きなので、講話などで、私の経験を子どもたちに還元したい。さらに、ウォーキングやメイク・ヘアなどの面から、熊本の皆さんの美に貢献したい。」世界の舞台で戦った経験や世界レベルの美を宇土、さらには熊本に広げてくれるだろう。また、応援してくれた宇土や熊本に恩返ししたいと話す。「コンテストに出場したことで、人とのつながりが格段に増えた。市の親善大使に任命していただいたのも、挑戦しなかったらできなかったこと。地元の良さを、全国や世界に伝えていきたい。」