- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年1月号
地方自治体が取り組む地域課題に対し、民間企業の専門的なノウハウや知見を活かしながら即戦力人材として業務に従事することで、地域活性化を図る取り組みです。武田さんには、宇土市西部エリア(緑川地区・網津地区・網田地区)への定住・移住促進、シティープロモーションの強化などを目的に、この制度を活用して株式会社DMM.com Baseから本市で勤務してもらいました。
令和5年10月からの1年3ヵ月、DMM.com Baseという石川県の会社から、地域活性化起業人として毎月宇土を訪れ、宇土市の皆さんと一緒にお仕事をさせていただきました。
月の半分を宇土市で過ごす環境にもすっかり馴染み、楽しく活動していたところですが、12月をもって起業人の役割を終了することになりました。
明るく優しさにあふれる宇土の皆さんと、どこか牧歌的な宇土市の雰囲気に包まれながら、濃厚で満ち足りた1年を過ごすことができました。
地域の魅力を発信できる市民映像クリエイターを育成しようと開催した「クリエイター塾」では、受講生が制作したSNS向けの動画や、「雨乞い大太鼓」をテーマにした動画に対し、国内外の第一線で活躍するプロの講師からアドバイスをいただき、多くの方々から好評をいただきました。
また、毎月地域の皆さんに集まっていただき、「地域の課題」や「やりたいこと」についてアイデアを出し合うまちづくりのプラットフォーム「うとっこ」を通じて、宇土高校や市民団体の方々をつなげるお手伝いもさせていただきました。
印象的だったのは、宇土高校の生徒たちが考案した海苔のパウンドケーキが、地域の方々との連携により商業ベースでの生産が実現したことです。
そのほか、公共ホール活性化事業として市民会館で行われた閑喜弦介さんのリサイタルや、宇土高校の生徒たちが主体となって開催したハロウィンフェスに、企画段階から携わる機会をいただきました。
より一層ステキな宇土市へ磨きをかけるお手伝いができたことは、私にとってとても貴重な経験でしたし、何より宇土の皆さんに出会えたことが、私にとって大きな財産となりました。