- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県上天草市
- 広報紙名 : 広報上天草 令和7年1月号
■上天草市長 堀江隆臣
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。また、旧年中は市政運営に対しまして、深いご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化、さらには気候変動による自然災害の激甚化・頻発化など、世界各地で深刻な事態が発生し、わが国においても、長引く物価高騰や相次ぐ自然災害など、不安を感じずにはいられない状況が続きました。
このような中、本市においては、市制施行20周年の節目を迎え、さらなる飛躍に向けて歩みを進める契機となる年でした。その一方で、これまでも認識していた人口減少や少子高齢化の急速な進行などの課題に加え、多様化する社会情勢の変化、DX、SDGs、ゼロカーボンシティに向けた取組など、新しい課題も次々に生じています。
これらの課題に正面から向き合い、市民一人ひとりが自信と誇りを持って暮らせる「上天草市」を実現するため、着実な取組を進めてまいります。
本年におきましては、市民の価値観やニーズが多様化する中で、社会情勢の変化を見据えながら、地域資源を活かし、最大限の効果を発揮するため、「デジタル」「環境」「人財」の3つの分野において、社会の好循環を生み出す施策を重点的に展開するとともに、長期的な視点から本市のまちづくりの基盤となる事業に対して、積極的な投資を行ってまいります。
さらには、誰もが自分らしく生活することができるまちづくりを推進するため、地域コミュニティにおける市民同士の絆を深めるイベントや活動を大いに支援し、地域の課題に市民と行政が連携して対応する協働による地域共生社会を目指します。
今後とも、市民の皆さまはもとより、本市に関心をお持ちの皆さまの「シビックプライド」の醸成を図るための取組を実践してまいりますので、引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとって、希望に満ちた幸多き年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
■上天草市議会議長 桑原千知
新年明けましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、上天草市議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
市民の皆さまには、輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は上天草市議会に対しまして、温かいご支援、ご指導を賜わり、心より厚くお礼を申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、令和6年能登半島地震が発生、さらに台風や記録的な豪雨が相次ぎ、多くの方が犠牲となられました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された方々に一日でも早く穏やかな日々が訪れることを心よりお祈りいたします。本市では、幸いにも大きな災害は、発生しませんでしたが、災害に対する心構えや予防保全の重要性を改めて認識しているところです。
一方で、7月から9月にかけてパリオリンピック・パラリンピックが開催され、パラリンピックに、本市出身の藤田道宣選手がフェンシング日本代表として出場するなど明るい話題が届けられました。また、本市では、市制施行20周年記念事業としてさまざまな催しが開催され、市民の皆さまと20年を振り返り、さらなる飛躍を願う1年になりました。
しかしながら、依然続く物価高騰により、市民生活および地域経済は大きな打撃を受け続けている状況で、少子・高齢化や過疎化への対策はもとより、経済の活性化、雇用対策、高齢者や子育て支援、一次産業の振興など、地域特有の課題にも取り組んでいかなければなりませんし、台風や地震をはじめとする災害に対しても防災・減災対策を一層推進していく必要があると考えています。
市議会といたしましても、市民の皆さまの安心・安全な生活を守ることを最優先に、課題解決に向けてしっかりと審議するだけでなく、分かりやすく開かれた議会を目指していく所存です。
引き続き、議員一丸となり、市民の皆さまのご意見を市政に反映させることができるよう取り組んでまいりますので、一層のご支援とご協力を賜わりますようお願いいたします。
最後に、本年が皆さまにとりまして幸せで実り多く、大いなる飛躍の年となりますよう祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。