- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年4月号
消費者庁が実施した調査では、乳幼児の育児経験がある消費者の4割が子育て中に転落事故の経験があり、その約3割が医療機関を受診した経験があると回答しています。
転落事故は落ち始めて地面に着くまであっという間です。見守りは大切ですが、保護者が常に目を離さずにいることは難しく、仮に見ていてもすぐそばにいなければ拾い上げることは困難です。重大な事故を防ぐためには、子どもの転落事故の特徴を知り、事前の対策を取ることが大切です。
■子どもの転落事故の特徴
・発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる
・頭部から落下しやすい(小さな子どもは体の大きさに比べて頭が大きく重心の位置が高い)
・思わぬところに登ろうとしたり、いろいろな遊び方をする
■転落事故を防止するためのポイント
○遊具からの転落
・3~8歳を中心に幅広い年代で発生
・受傷部位は腕や頭が多い
・様々な遊び方をする
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・施設や遊具の対象年齢を守る
・6歳以下の幼児には保護者が付き添う
・危険な遊びをさせない
○家具からの転落
・0歳を中心に低年齢の子どもで発生
・受傷部位は頭が多い
・保護者が子どもを置いて目を離した隙に転落する事故が目立つ
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・できるだけベビーベッドに寝かせ、転落防止用の柵は常に上げる
・転落の二次的な事故を防ぐために、けがや窒息につながる物を周囲に置かない
○抱っこ・おんぶなどからの転落
・0歳で多く発生
・受傷部位は頭がほとんど
・抱っこひも使用中の事故も発生
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・おんぶや抱っこをする時、降ろす時は低い姿勢で行う
・抱っこひもで前にかがむ時は、必ず子どもを手で支える
・抱っこひものバックル類の留め具やベルトの緩みを確認する
問い合わせ:球磨村子ども家庭センター
【電話】32-1112