くらし ≪特集≫普段からの準備が大切!災害に備えよう(1)

地震や風水害などの自然災害は、忘れたころにやってくるといわれています。災害時の「難」を「避」けるためにも、いつ起こっても慌てることなく適切な行動ができるように、普段から準備をしていきましょう。

◆1 災害時に必要な備蓄品や非常持出品を準備しましょう
▽備蓄品
大規模災害時には、ライフラインが分断され、流通機能がまひすることで、生活物資の入手が困難になると考えらます。最低3日間、できれば1週間分の食料や必需品を備蓄しましょう。

・飲料水…大人1人1日3リットル
・非常食…アルファ米、缶詰、レトルト食品、カップめんなど
・携帯トイレ…断水時でも使える
・カセットコンロ…予備のカセットボンベも
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー
・毛布、タオルケット
・簡易食器…皿、コップ、はし
・ラップ、アルミホイル

≪使いながら備蓄する!ローリングストック法≫
・備える
・買い足す
・消費する
ローリングストック法とは、普段消費している食料や日用品を、少し多めに買っておき、日常生活のなかで使いながら、使った分を買い足していく方法のことです。これにより、常に一定量を備蓄できます。

▽非常持出品
日頃からリュックなどにまとめ、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。車のなかにも置いておくなど、分散して備蓄するとより安心です。

・飲料水…ペットボトル(500ミリリットル入)を3本以上
・非常食…そのまま食べられるもの
・救急用品…ばんそうこう、常備薬など
・貴重品…現金、健康保険証のコピーなど
・大きなハンカチ…マスクや止血など多用途に使える
・感染症対策用品…マスクや消毒薬、体温計など
・携帯トイレ…断水時でも使える
・ウェットティッシュ
・ポリ袋…バケツや雨具の代用など多用途に使える
・懐中電灯
・携帯電話の充電器、バッテリー
・携帯ラジオ

家庭状況によって必要なものは違います。自分や家族にはどういったものが必要か考えておきましょう。

・乳幼児…ミルク(粉・液体)、哺乳瓶、紙おむつ、おもちゃなど
・要介護者…介護用品、大人用紙おむつ、入れ歯、杖、障がい者手帳など
・その他…持病の薬、お薬手帳、眼鏡など
・女性や妊産婦…生理用品、母子手帳など
・ペット…ペットフード、ケージなど

◆2 避難所の受付はスマートフォンを使用するとスムーズです
防災アプリ「ハザードン」と「市公式アプリ」を使って、避難所の受付ができるようになりました。従来の用紙による受付もできますが、スマートフォンを活用した受付をご利用ください。

◯避難所開設時の受付方法
方法(1)アプリでの受付→ハザードン or 市公式アプリ
方法(2)アプリは入れていないがスマートフォンを持っている→QRコードを入力して受付
方法(3)用紙での受付

※アレルギーなどの配慮が必要な 情報も事前に登録できます。

◯アプリを使った受付の流れ
下記ボタンをクリックして進めていくと、避難所の受付が完了します!

『ハザードン』
(1)避難所アイコンをタップ
(2)受付を始めるをタップ
(3)避難所のQRコードを読み取る
※避難所ごとにQRコードは異なりますのでご注意ください

『市公式アプリ』
(1)避難所アイコンをタップ
(2)避難所のQRコードを読み取る
※避難所ごとにQRコードは異なりますのでご注意ください

◆3 防災情報を取得しましょう
市にはさまざまな防災情報配信サービスがあります。災害前に避難所をはじめ気象や地震、津波などの防災情報を自分に合った手段で入手できるように準備しておきましょう。

▽宮崎市公式SNS
ライン、エックス、フェイスブックに速やかに防災情報を配信。

▽宮崎市防災メール(登録制)
メールで防災情報を配信。多言語対応。

▽ヤフー!防災速報(アプリ)
設定した地域ごとに防災情報をプッシュ通知でお知らせ。

▽防災ラジオ
緊急放送時に自動的に起動して放送。

▽電話・ファックス番号 災害情報発信サービス
ウェブでの防災情報入手が困難な人におすすめ。

▽自動応答サービス
防災行政無線放送や避難情報を音声で確認。

○道路情報
災害時の道路通行規制情報はこちらから
・国道情報
・県道情報

問い合わせ先:危機管理課
【電話】0985-21-1730【FAX】0985-25-2145

◆4 個別避難計画を作成しましょう!
近年の大規模災害による犠牲者の多くは、高齢者や障がい者などの要配慮者です。市では、災害時における要配慮者の避難支援体制を整備するため、令和5年度より個別避難計画の作成を進めています。しかし、作成率は3割程度にとどまっています。

○宮崎市における個別避難計画の作成状況
作成済み 29.9パーセント 2400件
未作成 53.8パーセント 4323件
入所や作成に同意しない人 16.4パーセント 1315件

▽個別避難計画作成のポイント
作成対象者には、8月から9月にかけて市から計画用紙が送付されます。各自で計画を作ってみましょう。

・作成対象者は、市で作成している、障がいなどの理由で災害時の避難等に支援が必要な人の名簿「避難行動要支援者名簿」に登載されている人です。
・[必須]自分で作成するか、地域の人にお手伝いしてもらうかを選び、本人欄に署名しましょう。
・「わたしの情報」を記入できる範囲で記入し、地域の人と情報共有しておきましょう。

ポイント(1) 「ハザードマップ」や「ハザードン」で自分の住んでいる場所の危険度を確認し、避難先(在宅避難含む)を決めましょう。
ポイント(2) 警戒レベルごとにとる行動をあらかじめ決めておきましょう。
ポイント(3) 避難の際の「困りごと」や「助けてほしいこと」を平常時から地域の人と共有しておきましょう。