くらし 新年のご挨拶

●日向市 市長 西村 賢
明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。また、旧年中は市政の推進にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私は昨年3月31日の市長就任以来、誰もが住みやすいまち「希望を持てる新しい日向市」の実現に向けて、市民の皆さまとの対話を重視した市政運営を行ってまいりました。
まず、少子高齢化により急激に人口減少が進む中、本市においても少子化対策は、何よりも優先して取り組むべき課題であると考えておりますことから、昨年10月より中学校3年生の学校給食費無償化を開始しました。今後は保育料の無償化や子ども医療費助成の拡充などについても検討してまいります。
次に、「稼ぐ自治体へ」向けた、ふるさと納税などの市の財源確保を目指す取り組みの強化として、ふるさと納税の寄附先に本市を選択していただけるような返礼品の拡充や開発・掘り起こしに加え、「日向坂」の命名や日向市駅を期間限定で「日向坂46駅」とするなど、本市が誇る地域資源や特産品などの魅力を発信するシティプロモーションを積極的に推進しております。
ほかにも、デジタル技術を活用した市民サービス向上と業務効率化の推進や、デジタルノマド※の受け入れに向けた実証事業など、時代のニーズに即した新たな取り組みを行ってまいりました。
このような中、現在、令和7年度からの本市のまちづくりの指針となる「第3次日向市総合計画」を策定中であります。
物価高騰などにより厳しい社会情勢ではありますが、市民の皆さまが安全で安心して暮らせることはもとより、子どもたちがふるさとに誇りを持てる、未来に希望をつなぐまちづくりに向けて、今年も全身全霊で市政運営に取り組んでまいりますので、より一層のご理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
年頭にあたり、市民の皆さまが平穏で健やかに生活できることを強く願いますとともに、今年が明るく、幸せな一年となりますことを心からお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
※ITを活用し、場所に縛られずに働く人々

●日向市議会 議長 松葉 進一
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、お健やかに希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から、市政の発展と市議会の活動に対しまして格別のご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、昨年は、西村新市長による新たな市政運営がスタートした年でありましたが、議会としましても、市政全般にわたる施策・計画等の執行状況を注視しながら、議事機関として公平公正な議会運営を行ってまいりました。
また、8月8日に日向灘を震源とする震度6弱の地震が発生し、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」が運用開始後初めて発表されたほか、本県に突風等による甚大な被害をもたらした9月の台風10号や、10月中旬の記録的な集中豪雨など、自然の猛威を再認識させらされた一年でもありました。
このように、地震や台風などの自然災害は、いつどこで発生するか予測不能な状況です。市議会では、市当局と互いに知恵を出し合い、災害に強いまち、将来にわたって安心して住み続けられるまちの実現に向けて、本年も継続して防災対策に取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましても、日頃からの災害への備え(対策)をお願いいたします。
今後のまちづくりの指針となる「第3次日向市総合計画」の策定が大詰めを迎えております。人口減少・少子高齢化が進行する中、医療や福祉に係る社会保障費の増大、子育てや介護に対する市民ニーズの高まり、担い手の不足による地域活力の低下など、様々な課題への対応に加え、物価高騰等による対応も求められております。
市議会としましては、二元代表制の下、執行機関である市当局との立場や権能の違いを踏まえ、相互に抑制と均衡を保ちながら、また、多様化する市民ニーズを的確に把握しながら、市民に開かれた議会として、更なる機能の充実・強化に努め、市民福祉の向上と市政の発展に全力を傾注してまいりますので、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が市民の皆様にとりまして平穏で幸多き年となりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。