くらし 市役所からのお知らせ pick up information(2)

■畜産/家畜伝染病侵入防止の徹底を
今季、国内の家きん飼養農場では、高病原性鳥インフルエンザが51事例確認され、過去最多となる約932万羽が殺処分されました(3月19日時点)。発生頻度は2月以降、減少傾向にありますが、昨年は4月末まで発生が続いたことから、引き続き、農場防疫の徹底をお願いします。
また、豚熱については、国内で96事例確認されています。東アジアでは、アフリカ豚熱が1月にも発生し、韓国ではすでに今年に入って12例発生しています(3月19日時点)。これから野生イノシシの活動が活発化する時期となります。飼養衛生管理の一層の向上、防疫対策を万全に期すよう備えをお願いします。
平成22年4月28日にえびの市で発生した口蹄疫終息から間もなく15年が経過しようとしています。口蹄疫の発生により、発生農場や近隣農場は、家畜の殺処分、生きた家畜や堆肥の移動制限、子牛セリ市が一時的に中止になるなど、畜産業界のみならず、地域や市民生活に大きな影響を及ぼしました。
韓国では、3月13日に口蹄疫が発生し、3月19日現在で、12事例の発生が確認されています。人・物の移動が世界中で頻繁に行われる中、家畜伝染病もいつ・どこから侵入するか予断を許さない状況になっています。二度と当時のような被害を繰り返さないためにも、飼養衛生管理基準および農場防疫体制の再確認など防疫の徹底をお願いします。
えびの市の畜産業を守っていくためにも、畜産農家一人一人の防疫意識が大切です。

▽市民の皆さんへ
ウイルスの侵入防止には、畜産農家だけでなく、市民の皆さんの協力も不可欠です。農場を訪れる際は、必ず農場主に連絡を入れ、動力噴霧機や踏み込み消毒槽での靴底やタイヤの消毒を徹底してください。
市民一致団結してえびの市の畜産業を守っていきましょう。

▽毎月20日は、県下一斉消毒の日です

家畜を守るのは、農場主自身が防疫体制を整えることが大前提です。消石灰の定期的な散布、踏み込み消毒槽の設置・定期的な消毒薬の交換、農場立入者の記帳等、従業員や家族一丸となって、防疫体制を整えるようお願いします。

問合せ:市畜産農政課畜産振興室
【電話】35-3744(課直通)

■防災/市民の安全・安心のために消防車両を更新
えびの市消防団第3分団第3部(中浦)の消防車両が更新され、3月28日に市役所で引渡式が行われました。
更新された消防車両は、小型動力ポンプ付積載車です。導入費用の一部に宮崎県の地域消防防災活動支援事業費補助金(127万円)を活用して更新されました。導入費用は855万8000円です。
市では、消防団の消防車両を順次更新しています。
引渡式で、えびの市消防団の川野俊二団長は、「人口・団員減少と厳しい情勢ですが、地域、えびの市のため、防災防火活動になお一層努めます」とあいさつしました。
第3分団第3部の梶原薫団員は、「市民の安全を第一に、団員の団結力と新しくなった消防車両を掛け合わせて、防災防火活動に励んでいきます」と話していました。

問合せ:市基地・防災対策課基地・防災対策係
【電話】35-1119(直通)

■教育/郷土芸能「麓輪太鼓踊」指導文部科学大臣表彰を受賞
3月26日、飯野小学校と麓輪太鼓踊保存会が、「令和6年度『コミュニティスクールと地域学校協働本部の一体的推進』に係る文部科学大臣表彰」を受賞したことを市長に報告しました。
これは、平成20年から、飯野小学校が麓輪太鼓踊保存会の協力を得て実施している「郷土芸能『麓輪太鼓踊』指導」の取り組みが評価されたものです。
飯野小学校の多良眞知子校長は、「資料等を見るだけでなく、インタビューや踊りを習うなど、実際に触れることで学びを充実させることができました。また、郷土芸能の継承につながったと感じています」と話しました。
同保存会は、令和6年度末をもって活動休止になりますが、同小では踊りの短縮などの工夫を行い、6年生が5年生に教えることで、麓輪太鼓踊の継承活動継続を計画しています。

問合せ:市社会教育課社会教育係
【電話】35-2268(課直通)