くらし 令和7年度当初予算(2)

■令和7年度当初予算の具体的な取り組み
町は、総合計画で掲げる「五つの基本方針」をもとに、町民全ての人たちの住みよいまちをつくるため、さまざまな取り組みを行います。
その中から、世代ごとに取り組む主なものを紹介します。

◆五つの基本方針
(1)豊かな自然と共生し、安全で快適に暮らせる定住のまちづくり
(2)歴史と伝統を尊び、豊かな人間性と想像力を育む文教のまちづくり
(3)やさしさとぬくもりにあふれ、みんなが支え合う生涯健康・福祉のまちづくり
(4)活力ある未来を拓く、持続可能で強靭な産業のまちづくり
(5)人々の英知と努力、協働で創る自主自立のまちづくり

○まちの皆さんに向けて
一般に向けた取り組みの中から特に重要な項目を抜粋しています。

(1)まちの、まちづくりの土台となる事業に。
「交流拠点施設整備事業(設計業務委託)」(新) 予算額…8,000万円
令和7年度から令和9年度にかけて、イベント広場、屋根付き施設(約1,000平方メートル)や屋内施設(約500平方メートル)の整備を行います。令和7年度は、この整備の「実施設計」を行います。

(2)あなたの出会いを、あなたの新生活を支えます。
「婚活応援及び結婚新生活支援事業」(新) 予算額…1,429万円
婚活スキル向上セミナーや、結婚に向けた出会い応援イベントを開催します。また、結婚新生活にかかる経費((1)住宅取得費、(2)住宅リフォーム費用、(3)家賃、(4)引っ越し費用)の一部を補助します。

(3)みんなで一緒に「ゼロカーボン」
「脱炭素化推進事業」(新) 予算額…4億8,903万円
2050年のゼロカーボンシティみまたの実現に向けて、町文化施設の照明をLED照明に更新するなど、公共施設の脱炭素化を進めるほか、町民や町内事業所向けに、太陽光発電設備や定置型蓄電池等の導入にかかる経費の一部を補助します。

(4)より安心・安全な施設に生まれ変わります!
「総合文化施設特定天井耐震改修事業」(新) 予算額…2億5,931万円
総合文化施設(町立図書館・文化会館)の天井について、新基準に適合した天井脱落対策を行います。また、この工事により、7月~令和8年3月頃まで文化会館ホールは使用できません。図書館は、一部図書の貸し出しを受け付けます。

(5)遊具を更新、興奮も新たに。
「公園施設長寿命化対策支援事業(上米公園遊具更新)」(新) 予算額…3,700万円
「三股町都市公園施設長寿命化計画」に基づいて、各施設の健全化に応じた改築・補修を年次的に行っていきます。令和7年度は、上米公園の遊具の更新を行います(繰越予算と合算し、事業費6,900万円を予定)。

(6)高度な医療を、圏域で。
「都城市郡医師会病院心臓・脳血管センター整備事業」(継) 予算額…1億4,361万円
都城市郡医師会病院では、緊急性の高い医療を提供できる体制を構築するために令和7年度の運用を目指し、心臓・脳血管センターの整備を行っています。その整備のための支援です。

◆各世代に向け、主に取り組むもの
○子ども・子育て世代
(1)子どもたちに、安心・安全な医療を
「子ども医療費助成事業」(継) 予算額…1億2,383万円
乳幼児・小中学生の通院・入院・薬局に係る医療費を助成し、疾病等の治療を容易にすることで、子どもたちの健全な発育のサポートをします(保険診療分のみ対象)。

(2)安全・安心でおいしい給食が、このまちの宝を育みます。
「学校給食費負担軽減補助事業」、「学校給食費支援事業」(継) 予算額…8,680万円
(1)中学生の給食費(物価高騰分を含む)…一人あたり6,100円/月
(2)小学生の給食費のうち、物価高騰分…一人あたり1,200円/月
小中学生の児童生徒をもつ保護者の負担軽減を目的に、(1)、(2)を補助します。

(3)歯の健診も、お忘れなく。
「妊婦歯科健診事業」(新) 予算額…82万円
母子手帳交付時に「妊婦健診助成券」と一緒に「妊婦歯科健診助成券」を交付します。助成券を利用することにより、本町または都城市内の歯科医院で、無償で歯科健診を受けることができます。

(4)子どもの成長が、手のひらに。
「母子保健アプリ(電子版母子手帳)導入事業」(新) 予算額…31万円
妊娠中の記録、子どもの成長記録や予防接種スケジュール管理が簡単にできるアプリを導入します。また、令和8年度の母子健康手帳の電子化に備えてマイナポータルと連携し、健診結果や予防接種履歴情報などを確認できるようにします。

○高齢者世代
(1)誰もが安心して過ごせるように。
「三股町法人後見センター事業」(継) 予算額…1,322万円
認知症や知的障害などによって物事を判断する能力が十分でない人に対し、町社会福祉協議会が後見人となり、安心して日常生活ができるよう支援します。

(2)あなたの元気を支えます!
「地域リハビリテーション活動支援事業」(継) 予算額…1,255万円
リハビリテーションに関する専門職が「ぴしゃトレ」、「足もと元気教室」、「元気アップサロン」などの介護予防教室や個人宅に出向き、高齢者の健康維持や閉じこもり防止を推進します。

(3)支える人を支えます。
「認知症総合支援事業」(継)、「家族介護支援事業」(新) 予算額…711万円・22万円
認知症地域支援推進員を配置し、地域での「認知症サポーター養成講座」や認知症カフェなどの相談会を実施することで認知症の人を地域で支援するネットワークを構築します。また、認知症の人などの家族を支援するため、認知症徘徊対策として認知症高齢者等見守りシール交付事業を開始します。

(4)必要とする物を、必要とする人へ。
「福祉用具給付事業」、「高齢者補聴器購入費用助成事業補助金」など(継) 予算額…616万円
町内に住む満65歳以上で在宅の特定高齢者に、介護予防を目的とした軽微な住宅改修の補助と福祉用具の給付事業を行います。また、補聴器購入にかかる費用の一部補助を行います。

※(新)は新規事業、(継)は継続事業です。