健康 シリーズ第一弾『新たな国民病』慢性腎臓病

■沈黙の臓器
体の老廃物を尿として排泄し、血液中の水分やミネラルバランスを保つなど、私たちの健康な生活を支える重要な役割を担っている『腎臓』。そんな腎臓の機能が慢性的に低下する病気『慢性腎臓病(CKD)』は、現在全国に1,000万人以上の患者がおり、出水市でも該当者が増加し続けている、私たちの身近な病気のひとつです。腎臓は「沈黙の臓器」といわれており、初期の頃はほとんど自覚症状がないため、進行するまで気づくことが困難です。また、CKD患者は脳卒中・心筋梗塞などの発症リスクが極めて高くなります。さらに悪化した場合、体の老廃物を自力で排泄できなくなり、『透析』が必要になります。私たちの生活は『腎臓』が原因で一変してしまうかもしれないのです。

◇慢性腎臓病 主な症状
夜間尿/むくみ/息切れ/貧血
こんな人は要注意…高齢者/生活習慣病の方/喫煙者/健診でたんぱく尿だった方など

◇予防につながる生活習慣改善ポイント
水分補給/十分な睡眠/お酒を控える/禁煙
このほかにも『減塩』『運動』があります。詳しくは9月号でお知らせします。

10月2日まで市の健診を実施しています。
腎臓が沈黙を破る前に、健診で体の状態を確認しましょう。

問合せ:健康増進課
【電話】63-2148