健康 【特集】祝10年 元気の秘訣(ひけつ)はころばん体操(1)

令和6年に10年目を迎えたころばん体操。10月に記念式典を開催し、長年活動してきた地区の表彰や講演会を行いました。ころばん体操の魅力や効果を改めて紹介します。

■ころばん体操10年目記念式典
◇ころばん体操10年目の表彰を受けた地区
指宿地域:摺ヶ浜北、湯之里、大牟礼、潟口、木之下、片野田、迫北、潟山、石嶺、五郎ヶ岡、向吉、下吹越、中小路、丈六、摺ヶ浜中・南、外城市、道下東

山川地域:大山区、福元区、町区、鰻区

開聞地域:入野、谷村・下吉・

・参加者全員で運動
・今林整形外科病院の内薗正樹(うちぞのまさき)さんによるころばん体操のこつについての講演
・鹿俣体育研究所の鹿俣由美(かのまたゆみ)さんによる筋力の重要性についての講演

■ころばん体操とは?
ころばん体操は童謡に合わせて6種類の筋力運動を行います。年齢・体力に関係なく誰でもでき、自分の体力に合わせて約1時間で簡単にできる健康維持のための体操です。握力や歩行スピードを維持でき、体調や生活に良い効果があったと多くの人が感じています。

■潟口ころばん体操 10年目を迎えた地区に聞きました!
◇潟口ころばん体操を振り返って
コロナ禍の間、感染症対策をしながらの活動は大変でしたがみんなで協力しながら乗り越えました。始めたばかりの頃は困った事があれば市役所へ相談に行っていたのも良い思い出です。

◇ころばん体操を10年間続けて良かった事
30キログラム以上の握力を維持できていることです。決めたことはきちんとやり遂げる性格で、ころばん体操も筋肉の動きや姿勢を意識しながらこれからも続けていきたいです。
濵田光子(はまだみつこ)さん(81歳・潟口)
嶺元 順子(みねもとよりこ)さん(82歳・潟口)

■小川ころばん体操 10年目を目指す地区に聞きました!
◇ころばん体操だけでない交流も
夫婦の参加もあるほどみんな仲が良く、穏やかな雰囲気で楽しく活動しています。毎回20人以上が参加し、休憩時間だけでは足りないくらい話が弾みます。地域のさまざまな活動に参加している人も多く、ころばん体操が情報交換の場になっているようです。これからも楽しく自分たちのペースで続けていきます。
打越博視(うちこしひろみ)さん(82歳) ミチ子(こ)さん(85歳)夫妻(谷村上)

◇孤立を防ぐ役割も
民生委員をしており、1人暮らしや家に閉じこもりがちの人にころばん体操を勧めるようにしています。私自身も夫を亡くして社会との関わりが無くなった経験もあり、休みが続いている人がいれば、役員と連携して様子を確認しています。
川畑(かわばた)キクエさん(76歳・小川東)