くらし 令和7年度 施政方針と当初予算
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県霧島市
- 広報紙名 : 広報きりしま 2025年4月上旬号
■進化を続ける、明るい未来への一歩
3月議会定例会が2月17日から3月27日まで開かれ、中重真一市長が令和7年度の施政方針を述べました。
当初予算と併せ、概要をお知らせします。
昨年は能登半島地震をはじめ、記録的な大雨、台風などにより全国各地で多くの自然災害が発生しました。本市でも、8月の日向灘を震源とした地震や台風10号などの被災を受け、改めて自然の脅威と普段からの減災・防災対策の重要性を認識したところです。一方で、鹿児島空港国際線定期便全4路線の再開や、JR霧島神宮駅のリニューアル、国立公園「霧島」指定90周年など、「観光地・霧島」にとって明るい話題も多い年となりました。
本年は、市立医師会医療センター新病院を核とした質の高い医療体制の確保や霧島市雨水管理総合計画に基づく浸水対策、(仮称)霧島市クリーンセンター、(仮称)霧島市総合保健センターの年度内完成に向けた整備などの施策を着実に推進します。
また、本年は市制施行20周年の節目を迎えます。この節目の年に霧島市の魅力やこれまでの歩みを振り返り、市勢のさらなる発展につながるよう関係機関と連携を図りながら、さまざまな記念事業を展開してまいります。
■建設事業費など予算15.9%増
令和7年度は「持続可能な健全財政の確立」、「将来の市民負担軽減」、「スクラップアンドビルドの推進」、「市民への説明責任」を基本的な考え方として、行政の効率化・合理化を一層推進するとともに、(仮称)霧島市クリーンセンターをはじめ各種施設の整備や、市民の生命・財産を守る総合治水対策、物価高騰の影響への支援など、幅広い世代に対して切れ目なく効果的な施策を展開するため、過去最高となる総額806億6千万円の予算を編成しました。前年度と比較すると、(仮称)霧島市クリーンセンター建設や(仮称)霧島市総合保健センター建設、霧島市民会館改修などの普通建設事業に要する経費や、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業の実施、児童手当の制度改正などに伴う扶助費、病院事業会計への負担金などにより、15.9パーセントの増となっています。
これまで霧島市経営健全化計画に沿った適切な行財政運営に努め、「持続可能な健全財政」の構築に取り組む中で、本市の税収は令和6年度最終予算ベースで過去最高に次ぐ額となったものの、今後の一般財源の安定的な確保は不透明な状況にあります。国の子育て支援の本格実施に伴う社会保障関係費の増加や、物価や資材、人件費の高騰などに的確に対応するため、さらに強固な行財政基盤を構築してまいります。
※市の当初予算は情報公開コーナー(国分シビックセンター行政庁舎本館4階)、隼人地域振興課、各総合支所地域振興課、市ホームページなどで公開しています。
※施政方針の全文は市ホームページ「市長の部屋(これからの市政)」に掲載しています。
※予算書はこちら(本紙PDF版3ページ参照)からご覧ください。
※「霧島市 予算書」で検索
問合せ:
施政方針について…企画政策課【電話】64-0914
当初予算について…財政課【電話】64-0917