- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県伊佐市
- 広報紙名 : 広報いさ 2025年3月1日号
◆水稲新品種「あきの舞」の紹介
伊佐市内の水田にも、今年から水稲の新たな品種である「あきの舞」の苗が作付けされます。
これまで、広く普及している普通期米「ヒノヒカリ」の栽培において、昨今の夏場の高温により品質低下や減収などの影響が多く出ており、農家経営に影響を及ぼしていたため、新品種の開発が平成25年から始まりました。交配と選抜を繰り返し、およそ10年かけて開発されました。
「あきの舞」に期待される効果として、高温に強い、いもち病に対する抵抗性などです。また、穂の成熟期が早生から中生種であることから、作付けを「ヒノヒカリ」、「あきほなみ」等と組み合わせ、適期収穫により収量・品質の向上、労力の分散に期待が持てます。
肝心の食味は、鹿児島県農業開発総合センターによる食味官能試験の結果では、「ヒノヒカリ」と同等でとてもおいしいとの評価が得られています。
普段からおいしい伊佐米を食べている伊佐のみなさまにも認めてもらえること間違いないでしょう。
本格的な生産はこれからになりますが、伊佐米の未来を担う新たな新種となることを期待したいと思います。
・水稲品種の玄米
「ヒノヒカリ」「あきの舞」「あきほなみ」
今年の秋には、「あきの舞」の新米を味わえるかも?
問い合わせ先:農政課農業政策係
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