イベント いざという時のために 鹿児島県総合防災訓練
- 1/29
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県さつま町
- 広報紙名 : 広報さつま 2025年7月号
5月25日、県総合防災訓練が本町で実施されました。この訓練は、災害時における応急対策を迅速かつ適切に実施できるよう防災体制の確立を図るとともに、県民の防災意識を高めることを目的に毎年行われているものです。本町での実施は、旧宮之城町以来、23年ぶりとなりました。
当日は、住民をはじめ約90の機関・団体など、あわせて約千人が参加しました。今回の訓練は、線状降水帯の発生に伴う緊急安全確保の発令と、県北西部を震源とするマグニチュード7・0の地震が発生したとの想定で行われました。メイン会場となった宮之城運動公園と総合体育館では、避難所設置・運営訓練や、救命・救助活動、自衛隊による炊出しなどが実施されました。さらに、新たな取組として、ドローンを活用した物資輸送訓練や、DMAT(災害派遣医療チーム)による病院支援訓練なども行われました。そのほか、宮之城橋下流の川内川河川敷では、消防本部と消防団による大規模火災消火訓練が、薩摩農村環境改善センターでは、自衛隊や消防団による孤立住民の救助訓練や子どもたちによる避難所運営ゲームなどが実施されました。
閉会式で上野俊市町長は「今回の訓練を通して得られた貴重な教訓を生かし、防災対策のさらなる向上を図るとともに、関係機関との連携を一層強化し、災害に強いまちづくりを進めてまいります」と述べました。