しごと SATSUMA×WORK さつま×しごと vol.51

■介護福祉士×三腰真吾
・さつま町の高齢化率は6月時点で43・3%、このうち介護認定率は19・7%となっており、介護が必要な方へさまざまな介護サービスが提供されています。今回は、紫尾地区にある特別養護老人ホームアルテンハイム鶴宮園で介護福祉士として働く、三腰真吾さんに話を伺いました。
・「当施設で介護職として働き始めたのは、専門学校を卒業後、20歳の時でした。高校生の頃、パーキンソン病を患う祖父の介護を手伝った経験があり、それが介護従事者となるきっかけになったと思います」と当時を振り返る三腰さん。アルテンハイム鶴宮園以外の介護施設での勤務も経験し、昨年から再度勤務することになりました。
・「当施設は、59人の利用者が入所しており、主に要介護3以上の方で日常的な介護を必要とする利用者が多い施設です。そのため、職員は夜勤を含む変則勤務体制で、食事介助、入浴介助、移乗介助など利用者の日常生活を支援しています」利用者と接するうえで、三腰さんの心がけているポイントなどを伺ってみました。
・「私が担当する4人の利用者のうち2人は100歳以上の方ですが、利用者と接する際には笑顔でコミュニケーションを取るように心がけています。利用者それぞれの個性もありますが、利用者からも笑顔で応えていただけるようになると、この仕事をやっていて良かったなと思える瞬間です」と話す三腰さん。
・「当施設でもミャンマーからの技能実習生3人が勤務するなど、介護現場も日々変わりつつありますが、職員同士でコミュニケーションを取りながら働きやすい職場づくりに努めています。介護に関するスキルアップも図りながら、引き続き介護現場の第一線で利用者が笑顔で過ごしていただけるよう、今後も努力していきたいですね」

○三腰 真吾(みこし しんご)さん(45)
泊野地区出身。
両親と妻、3人の子どもと泊野地区で暮らしている。
年間数回は同世代の4家族と「キャンプ場で飲む美味しいお酒と、子どもたちの楽しそうな姿を見る時間」を共有している。消防団員としても活動中。