文化 屋久島町歴史民俗資料館通信(れきみんかん)

■平内民具倉庫収蔵品紹介~製縄機(呼び方…セイジョウキ・セイナワキ・ワラナイキ)
明治末期に佐賀県で考案された藁縄(わらなわ)を綯(な)う機械です。現在では、藁縄は十五夜の綱引きなど限られた場面でしか見ることはありませんが、当時は農業をはじめ生活の様々な用途で活用される“必需品”でした。製縄機が普及するまでは手作業で縄を綯っていたため、この発明には農家も大喜び!グンと効率が上がったそうです。

▽動く仕組み
(1)螺旋状に穴が開いたラッパ管に藁を2本ずつ送り込む。
(2)足でペダルを踏むと撚りかけ装置が回転することで連動してラッパ管も回転し、その過程で縄が綯われ、ドラムに巻き取られていきます。お見事!

*文章だけでは伝わりにくいので、ぜひ民具倉庫に来館して実物を御覧ください!

問合せ:屋久島町歴史民俗資料館
【電話】42-1900
屋久島町宮之浦1593番地(屋久島北分遣所横)
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人100円、小中高校生50円(団体割引あり)
町民は入館無料
休館日:月曜日