- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県天城町
- 広報紙名 : 広報あまぎ 令和7年3月号
(1)ふるさと創生
人口減少対策や経済の維持・拡大を図るため、現在策定中の「第3次天城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を推進し、引き続き天城町の地方創生に取り組んでまいります。これまでに取り組んできた第一次産業の所得向上や移住定住の促進、子育て支援等に寄与する施策に加え、観光振興、人材不足解消等、地域づくりの課題解消に取り組んでまいります。
移住・定住につきましては、令和3年度より移住コンシェルジュを中心とするワンストップ移住相談窓口を設置しており、令和5年度は208件の相談に対応し、うち15世帯32名の方が実際に本町に移住していただきました。引き続き、多様な移住ニーズの把握と移住希望者に寄り添った支援を行うとともに、大都市圏での移住フェア等に積極的に参加し、移住人口の増加に努めてまいります。
空き家対策につきましては、令和6年度は8件の空き家バンクの新規登録があり、利用いただいております。また、空き家改修費補助は6件改修を行っております。令和6年度から開始した空き家バンク登録お片付け支援補助は1件の利用がありました。今後も空き家の有効活用を促進するとともに、町ホームページなどで広く空き家情報を発信し、定住者の増加に繋げてまいります。また、「天城町空家等対策計画」に基づき、空き家の適正管理を啓発してまいります。
ふるさと納税につきましては、令和5年度は5,601件、9千23万円の寄附をいただきました。令和6年度につきましては、1月末時点で4,622件、8千7百91万1千円と、前年比増で推移を続けております。引き続き、ウェブサイトでのPRや寄附される方に選んでいただけるような返礼品の充実を図るとともに、島外での物産展を通してPR活動に取り組んでまいります。また、新年度も継続してガバメントクラウドファンディングを行い、広報活動を行ってまいります。企業版ふるさと納税につきましては、令和7年1月末時点で7件2百万円の寄附をいただきました。これまで寄附を頂いた皆様とのご縁を継続していけるよう、全国へのPR活動を積極的に行ってまいります。
(2)世界自然遺産登録地として
世界自然遺産につきましては、その価値を将来にわたって保全していくため、引き続き徳之島希少野生動植物保護事業や徳之島三町ネコ対策事業を実施するとともに、国の特定外来生物防除等対策事業交付金を活用し、アメリカザリガニやシロアゴガエル等の外来種対策を強化してまいります。
近年、アマミノクロウサギ観察を目的とした来訪客が増加傾向にある当部集落につきまして、集落と連携したルール整備を行い、集落住民の生活環境保全や希少動物の保護と観光振興の両立を目指してまいります。
徳之島の世界自然遺産価値を伝える「徳之島世界遺産センター」が昨年12月にオープンいたしました。多くの方々に愛される施設となるよう、関係機関と連携し魅力ある施設運営に努めてまいります。また、世界自然遺産5地域会議等と連携し、大阪・関西万博において、世界自然遺産のPR活動を展開してまいります。