くらし 令和7年度施政方針 ~(4)時代に合ったまちづくり、安心したくらしを守る-2

(2)デジタル化の推進
あまぎ自然と伝統文化体験館内に、町民や観光客が天城町の魅力をいつでも体験できるようなデジタルコンテンツを「新しい地方経済・生活環境創生交付金(デジタル実装型)」を活用し整備いたします。
公衆無線LAN(WiーFi)につきましては、機器の老朽化のため、新年度に更新してまいります。災害時の情報インフラとして、また町民の皆様や観光客が利用いただけるサービスとして維持管理に努めてまいります。
また、デジタル技術を身近に感じられるよう、デジタルコンテストやタイピングバトルなど町民が参加できるデジタルイベントとして、「天城町デジタルの日」を引き続き開催いたします。さらに、県の補助事業を活用した「WakuWaku e交流推進事業」にて、eスポーツの体験を通した世代間交流の促進を図り、デジタルの力を活用した人生100年時代の生きがい創出に努めてまいります。加えて、令和6年度にデジタル技術の活用により利便性を図るために整備した「書かない窓口」のほか、コンビニ交付や見守りタグなど既存のサービスの利用促進を図り、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル社会の実現に努めてまいります。

マイナンバーカードにつきましては、本町の取得率は1月末時点で81.8%となっており、引き続き施設・個人宅訪問やイベント時による出張申請受付等の取組を強化し、取得率の向上に努めてまいります。

(3)脱炭素社会の形成
地球温暖化対策・脱炭素社会の形成につきましては、「天城町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、引き続き環境サミットを開催するなど、地球環境保全に対する機運醸成に努めてまいります。また、家庭や地域でエアコンの使用を減らし、涼しい場所をみんなでシェアする取組「クールシェア」を推奨するため、町内の公共施設を「クールシェアスポット」「クーリングシェルター」に位置付けるとともに、普及啓発を図るための映画鑑賞会を開催するなど、エネルギー使用量の低減を啓発してまいります。

(4)男女共同参画・ジェンダー平等の推進
男女共同参画・ジェンダー平等の推進につきましては、町民全体の男女共同参画推進に関する機運醸成を図るため、各種研修会等の実施により普及・啓発に努め、令和6年10月1日に「ジェンダー平等推進のまち あまぎ」を宣言いたしました。この宣言の実現を目指すため、ロードマップを作成し、「誰もがこころ豊かに笑顔で暮らせる町」となるよう、「第2次天城町男女共同参画基本計画」に基づき、取組を進めてまいります。

(5)行財政改革の推進と職員の資質向上
行財政改革につきましては、「第3次天城町行政改革大綱」に基づき、事務事業のさらなる改善や財政の健全化など、町民ニーズに対応した行政運営に努めてまいります。

税務行政につきましては、本町における厳しい財政状況を踏まえ、自主財源の確保に向け安定的な税収確保に積極的に取り組んでいるところです。近年は、町税等の徴収率も高まってきておりますが、更なる徴収率の向上を目指し、口座振替に加え、24時間対応のコンビニ収納やPayPay(ペイペイ)等のスマホ決済サービスについて、引き続き推進してまいります。また、毎月1回休日納付窓口の開設なども継続的に行ってまいります。
一方、税の公平性と適正な負担を図る観点から、法に基づく財産調査及び勤務先への給与調査等を行い、その結果に基づき財産差押も実施いたしますので、町民の皆様のご理解をよろしくお願いいたします。また、納税意識の醸成や徴収率向上を図る観点から、児童生徒を対象とした租税教育や町税等優秀納税集落表彰を実施するとともに、町税に関する様々な広報等に積極的に取り組んでまいります。

職員の資質向上につきましては、1月に航空会社のキャビンアテンダントを講師に招いた接遇研修会を開催するなど、様々な研修を実施してまいりました。引き続き、「天城町人材育成方針」に基づき、国や県などへの職員派遣や、役職毎のスキルアップ研修、外部講師を招へいした研修等を実施してまいります。
新年度も複雑多様化する行政課題や町民ニーズに的確に対応できるよう、引き続き職員の資質向上に努めてまいります

今年は、5年に1度の国勢調査が実施されます。国はもちろん、本町においても法定人口や行政施策の基礎データとなる大変重要な調査です。町民の皆様の国勢調査へのご理解、ご協力をお願いいたします。

以上、町政運営の基本方針と施策の概要を申し上げました。
今後も町民の皆様と共に働き、健全な町政運営に取り組んでまいりますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。